「健康経営銘柄2021」の評価サマリーを公開しました
経済産業省では、企業等が従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に取り組む「健康経営」を推進しています。健康経営を実践することによって、従業員の健康保持・増進に加え、労働生産性やワークエンゲイジメントの向上、職場の魅力や企業の収益性・価値の向上、更には社会的な評価の向上も期待されます。近年、健康経営に取り組む企業等が増加する中、こうした取組を更に発展させていくためには、従業員、顧客、投資家、そして地域社会といった様々なステークホルダーに対して、積極的に情報を発信していくことが重要です。この度、そのきっかけとして、各社の健康経営の取組状況を見える化することを目的に、トップランナーである「健康経営銘柄2021」に選定された48社について、令和2年度健康経営度調査の回答に基づく評価サマリー(フィードバックシート)を公開しました。
1.背景・経緯
企業等の健康経営の取組が、資本市場や労働市場をはじめとする様々なステークホルダーから評価される環境の整備を進めるため、本年3月、健康・医療新産業協議会 健康投資ワーキンググループにおいて、健康経営に関する情報開示の方向性について議論を行いました。
健康経営はESG投資のS(Social)に位置づけられるため、機関投資家においては健康経営に関する情報をESGの評価基準に組み入れる動きも見られます。こうした流れを促進し、企業等が健康経営に関する情報を積極的に発信するきっかけとなるよう、「健康経営銘柄2021」に対して情報開示に関する意向を確認した上で、各社の健康経営度調査の回答情報のうち評価サマリー(フィードバックシート)を公開することとしました。
2.今後の予定
今回の「健康経営銘柄2021」に続けて、今夏には、「健康経営優良法人2021(大規模法人部門(ホワイト500))」のうち情報開示に同意いただいた企業等についても、評価サマリー(フィードバックシート)を公開する予定です。
参考①:健康経営、健康経営銘柄とは
「健康経営」とは、従業員の健康管理を経営的な視点で考え、戦略的に実践することです。経済産業省では、東京証券取引所と共同で、1業種1社を基本に、特に優れた健康経営を実践する上場企業を「健康経営銘柄」として選定しています。
参考②:健康経営度調査、評価サマリー(フィードバックシート)とは
「健康経営度調査」とは、企業等の健康経営の取組状況と経年での変化を分析するとともに、健康経営銘柄の選定及び健康経営優良法人(大規模法人部門)の認定のための基礎情報を得ることを目的に実施している調査です。健康経営度調査に回答いただいた企業等には、自社の取組の改善を図ることができるよう、他社と比較した実践レベルや見直しが必要な項目等を記載した「評価サマリー(フィードバックシート)」を送付しています。
<担当>
商務・サービスグループ ヘルスケア産業課長 稲邑
担当者:丸山、栗本、大筋、西本
電話:03-3501-1511(内線4041~3)
03-3501-1790(直通)
03-3501-0315(FAX)
◆詳しくはこちらをご覧ください。
( 経済産業省/5月10日発表・報道発表より転載)
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