講演者インタビュー
お金への不安が従業員パフォーマンスを下げる?
「ファイナンシャル・ウェルビーイング」の実践ステップ

株式会社クレア・ライフ・パートナーズ ホールセール部門 部門長
安田 佳弘氏
従業員のお金に対する不安は、生産性低下や離職を招く隠れた要因です。本講演では、人的資本経営において見落とされがちな「ファイナンシャル・ウェルビーイング」が、いかに経営指標に直結するか説明します。また、DCやGLTD等の社内制度が宝の持ち腐れとなる実例を挙げ、成功・失敗談を交えた解決プロセスを紹介。工数をかけずに実質的な手取り額を増やし、エンゲージメントを高めるための具体的アクションをお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
人的資本経営がうたわれる今、見落とされがちな「ファイナンシャル・ウェルビーイング」が実は、生産性と離職率に直結しています。本講演は、次のような課題を持つ人事担当者におすすめです。
・離職率が高く、社員のエンゲージメント向上に有効な一手を求めている方
・DC、持株会、GLTD等の社内制度を導入しているが、活用・理解が進まず「形骸化」していると感じる方
・賃上げ原資に限りがある中で、追加の人件費を抑えつつ社員の経済的安心感を高めたい方
素晴らしい制度も、社員が「自分の人生」にひもづけて理解できていなければ価値を発揮しません。金融とHRの両現場を経験してきた立場から、なぜ「お金の不安」が本業のパフォーマンスを下げるのか、そのメカニズムと解決の糸口を提示します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演の最大の見どころは、給与や人事制度の改定に頼ることなく、既存の社内制度の最適活用によって社員の「実質的な可処分所得」を向上させる考え方や実践的なスキームの公開です。
多くの企業で手厚い福利厚生が社員に響かない理由は、制度が個人のライフプラン・マネープランと分断されているからです。講演では、弊社独自のメソッドを基に、社内制度を個人の家計における「具体的な経済メリット」へと転換するプロセスを詳説します。制度の重複や見落としを整理し、社員一人ひとりの経済的基盤を整えることが、エンゲージメント向上にどうつながるのかを解説します。
また、単なる成功事例だけでなく、導入時につまずきやすいポイントや失敗例も含めたケーススタディーを共有します。外部の専門機関を活用し、人事担当者の工数を抑えながら中立的な立場から社員のライフプランの実現やキャリア自律を促す支援のリアルを感じていただけます。
人事がすぐに着手できるアクションとして、制度の価値を120%伝え、企業の定着率と生産性を高めるための具体的なステップを分かりやすく提示します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
ファイナンシャル・ウェルビーイングは、単なる福利厚生のメニュー拡充ではなく、企業と社員が同じ方向を向くための重要な「経営戦略」そのものです。社員が「この会社で働くことで将来の不安が解消される」と確信できたとき、エンゲージメントはおのずと高まります。
当日は、私自身が金融とHRの現場で見てきた「制度活用の理想と現実」を包み隠さずお話しします。皆さまの企業にある「素晴らしい制度」を「社員の幸せ」に直結させ、持続的な企業成長を両立させるヒントを一つでも多く持ち帰っていただければ幸いです。会場で皆さまとお会いできることを楽しみにしております。
- 安田 佳弘氏(やすだ よしひろ)
- 株式会社クレア・ライフ・パートナーズ ホールセール部門 部門長
- 三井住友信託銀行、生命保険会社、JACリクルートメントを経て現職。金融・HRの両領域で豊富な実績を持ち、現在は事業責任者としてウェルビーイング経営や組織開発の支援に従事。専門知見を融合した「ファイナンシャル・ウェルビーイング」を軸に、従業員の幸福と企業の持続的成長の両立を強力に推進している。

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