講演者インタビュー
インターンシップから採用に繋がらない3つの理由
〜採用マーケティング戦略から考える学生の動機形成術〜
株式会社アローリンク HRイノベーション事業部 部長
蘓 伸太郎氏
新卒採用の早期化が進み、インターンシップを積極的に実施する企業が増えてきました。しかし工数をかけてインターンシップを開催しても採用につながらないという声も聞きます。自社理解度向上にフォーカスするあまり、学生の志望度を向上できていないことが要因です。本講演では採用マーケティングの観点から動機形成術を紹介し、採用直結型インターンシップで内定承諾者を10名→20名に倍増させたノウハウを交えて解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
近年、新卒採用市場において早期化・長期化の傾向が顕著になっており、多くの企業がこの流れに対応するべくインターンシップに注力しています。学生との接点を増やし、自社の魅力をアピールする絶好の機会として、インターンシップの重要性が高まっているのです。しかし、多大な時間と労力を費やしてインターンシップを開催したにもかかわらず、期待したほどの採用成果が得られないというジレンマを抱える企業も少なくありません。この問題の根底には、企業側が自社理解を促すことに重点を置きすぎるあまり、肝心の学生の志望度を高める取り組みが不十分であるという実態が存在します。
本公演では、この課題に対する解決策として、採用マーケティングの視点を取り入れた効果的な動機形成術を紹介し、採用直結型インターンシップで内定承諾者を10名→20名に倍増させたノウハウを解説します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
私たちがクライアント様から頻繁に耳にするのが「インターンシップで関係性は築けているはずなのに、本選考に来てくれない」「インターンシップはうまくいっているのに、なぜか採用につながらない」という悩みです。表面上は成功しているように見えるインターンシップが、実際の採用成果に結びついていないという課題が浮き彫りになっています。
この問題に直面する企業が増加する中、当社ではこれまで多くのクライアント様に対してインターンシップの改善と採用の成果向上をサポートしてきました。その中で、特に注力したのが単なる企業PRや業務体験にとどまらない、学生の志望度を戦略的に高める「採用マーケティング」の観点です。学生を「顧客」と捉え、その心理や行動特性を深く理解した上で、効果的な動機形成を行うアプローチが、採用成果の向上に大きく寄与します。
実際に、当社のサポートを受けたクライアント様は、このアプローチ法を導入したことでインターンシップ経由での内定承諾者数を10名から20名へと倍増させる成果を上げました。
このような背景から、インターンシップを真の採用成果に結びつけるノウハウを広く共有し、多くの企業の課題解決に貢献したいと考え、今回の講演テーマを設定しました。本講演を通じて、参加企業の皆さまがインターンシップの本質的な価値を再認識し、効果的な採用戦略を構築するお役に立てることを願っています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
この講演を通じて、インターンシップと採用の間にある課題を共に乗り越え、真の成果を実現する機会となることを心から願っております。私たちが蓄積してきた知見と成功事例を惜しみなく共有し、皆さまの採用活動に変革をもたらす転換点となることを目指しています。
- 蘓 伸太郎氏(いける しんたろう)
- 株式会社アローリンク HRイノベーション事業部 部長
- 不人気と言われる業界で採用に携わり、内定辞退率を40%→7%にまで改善。独自のノウハウ“感情リクルーティング”を活用した採用設計や人材育成、ノウハウのコンテンツ提供等、採用コンサルティングに従事。不人気業界に特化した採用支援を得意とし、大手企業から中小企業まで数多くの新卒採用を成功に導く。
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