講演者インタビュー
試行錯誤を重ねるNTT西日本のD&I推進の取組みとAI導入への挑戦
NTTビジネスソリューションズ株式会社 バリューデザイン部 新規ビジネス担当部長
宮崎 一氏
ダイバーシティ&インクルージョン(D&I)推進が、企業の持続的成長に不可欠と言われる一方で、職場での実践や風土変革が進まないという声は少なくありません。本講演では、D&I推進が経営の必須要件になっている理由を各ステークホルダーの目線で解説。その上で、NTT西日本グループの事例をもとに、直面したD&Iの課題や、それをどう乗り越えたのか。行動変容を促す、実践的なアプローチについてお話しいたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
今回の講演は、D&I推進において、以下の課題を抱えている企業の人事担当者や管理職の皆さまに具体的な改善策やそのヒントをお伝えします。
・職場への浸透や企業風土の変革が進まない
・人的資本の情報開示により率先的な推進の必要があるが、何から始めていいか分からない
・具体的な成功事例が社内に不足している
・多様な属性や価値観、バックグラウンドを持つ社員間でのコミュニケーションが円滑に進まない
・管理職層のアンコンシャス・バイアス研修が行動変容に結びつかない
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演では、長年にわたり企業のD&I推進を支援してきた株式会社クオリアの荒金氏をお招きして、D&Iが経営の必須要件になっている背景を「社会」「市場・顧客」「投資家」「社員」という四つの視点から解説していただきます。
激しく変化するビジネス環境の中で、D&Iにどう取り組むかは持続可能な成長を考える上で不可欠となっています。多くの企業がD&I経営に取り組む中で遭遇するさまざまな課題について、その要因と解決の糸口を紹介し、D&I推進から成果を生み出すためのヒントを提供します。
また、NTTグループ各社で総務人事を歴任してきた梶原氏が、同社が直面するD&I課題に対して、どのように取り組んできたかをご紹介します。
具体的には、NTT西日本グループの“明日”のために、いかに“カエル(変える)”に取り組んできたかを詳しくお伝えし、D&I推進の新たなフェーズとして取り組んでいるAI技術の活用についてもご紹介します。職場での言動に隠れたアンコンシャス・バイアスに気づき、行動変容を促す最新かつ手軽なアプローチをぜひご体験ください。
D&I推進をする人事の方の業務遂行のヒントにお役立ていただける内容です。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
NTT西日本グループは、D&I推進を通じて持続可能な企業文化の構築をめざしています。本講演では、私たちの経験から得た成功事例や、AIを活用した新たなアプローチをご紹介します。D&I推進の課題を抱える皆さま、共に学び、前進するための一歩を踏み出しましょう。皆さまのご参加をお待ちしています。
- 宮崎 一氏(みやざき はじめ)
- NTTビジネスソリューションズ株式会社 バリューデザイン部 新規ビジネス担当部長
- 1997年NTT入社。技術開発センタでインターネット開発、グローバル本部で自動車顧客SEを担当。海外駐在を経て、NTTコム本社・アジア戦略担当部長。2020年より(株)モルフォ・事業開発部長、(株)フィックスポイント・営業部長として勤務。2023年NTT西日本に入社し、新規事業を担当。
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