講演者インタビュー
精神・発達障害者採用を成功に導く秘策
~先進企業の事例から見る「実習型選考」の3つのポイント
株式会社Kaien 法人向けサービス シニアディレクター
小林 裕美氏
障害者採用市場では、精神・発達障害を持つ求職者が増加しています。一方で採用はしたいものの、特性の表れ方や業務適性が多様なため、面接での見極めが難しいという声は多いです。この課題への解決策として、先進企業では選考過程に「実習」を組み込むケースが増えています。本講演は、当社の200社を超える雇用支援実績から、精神・発達障害者採用の成功に繋がる実習型選考の3つのポイントと具体的な実施方法をお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
これからの障害者雇用マーケットでは、精神・発達障害者の採用・活用が必須課題となってきます。しかし障害特性の表れ方や業務適性が多様なため、面接での見極めが難しく、入社後に想定外のミスマッチやトラブルが発生してしまうケースも少なくありません。
そのような課題の解決策として、選考過程に「実習」を組み込む企業が増えており、実習の実施・運営や評定方法について当社にご相談をいただくことが増えています。
障害者採用の見極め・マッチングに課題をお持ちの企業に、ぜひお聞きいただきたい内容となっています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
精神・発達障害に特化した当事者就労支援・企業向け採用定着支援の専門性が当社の特徴です。精神・発達障害者に特化した就労移行支援事業を運営し、過去10年で約2000人の就労、1年後定着率90%以上の実績があります。そのノウハウをもとに、企業の雇用支援では、200社以上と協業し、障害者雇用・ダイバーシティを推進してきました。
今回の講演では、「実習型選考」実施の際の見極めポイント、見極めのための具体的なプログラム案、実施上の注意点や準備物など、すぐに使える具体的なノウハウをご提供します。
「面接だけの選考に限界を感じているが、対処方法が見当たらない」「これから障害者雇用を始める必要があるが、どのような選考が良いのか」といったお悩みを抱えているご担当者様が、実習型選考をやってみようと思えるような具体的なTIPSをお伝えいたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当社のミッションは「Enabling Excellence」(強みを活かす)。
得意・不得意にギャップのある人材が活躍する社会を作っていくことが、当社が目指すビジョンの一つです。多様な人材が活かされることは、企業の成長にもつながります。多様な能力・多様な障害特性を持つ方を業務とマッチングする有効な手段として、今回は実習型選考について、我々のノウハウを包み隠さずお伝えします。
多くの方にご参加いただけるとうれしく思います。
- 小林 裕美氏(こばやし ひろみ)
- 株式会社Kaien 法人向けサービス シニアディレクター
- 前職で経理・人事・秘書・営業管理を経験し2016年Kaienに入社。障害福祉サービス支援員を経て2019年に法人向けサービスに参画。アクセンチュアとの共同プロジェクト「精神・発達障害の方向けサテライトオフィス雇用モデルの立ち上げ」に従事。現在は大阪を拠点に大手企業の障害者雇用推進プロジェクトを担当。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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