講演者インタビュー
企業のグローバル対応力を上げる人材育成戦略~海外展開企業の事例をご紹介~
一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC) IP事業本部 法人営業部 部長
津田 徹氏
日々大きく変化を遂げるグローバルな社会経済環境において、企業が持続的な成長を実現するための重要な要素のひとつに「人材の育成」があげられます。本講演では、経営理念に「国際社会への貢献とその継続的拡大」を掲げるマブチモーター株式会社を招き、グローバルで活躍できる経営人材の育成に向けた語学(特に英語)教育とアセスメントの戦略的活用、そして社員のモチベーションを上げる工夫等をお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
人的資本開示の義務化により、投資家をはじめとするステークホルダーは企業の人材戦略や従業員のスキルに関する情報を重視するようになりました。特に人材育成分野においては、従業員のスキルなどの開示に加えて、スキルの変化や研修の効果を測るために定期的な評価を実施するなど、中長期的な戦略を見据えた情報の開示も求められるようになりました。
また、グローバル展開を目指す企業にとっては英語力がビジネスコミュニケーションにおいて不可欠なスキルであり、どのくらいの英語力を持った人材がいるのか、組織としてどのように能力向上に取り組んでいるかが、企業の成長のポテンシャルを判断する上で重要なポイントとなっています。
本講演は、従業員の英語力を客観的かつ信頼性の高い基準で評価、可視化することで、組織全体の英語力向上をサポートし、グローバル基準へ引き上げたいと考えている企業のご担当者におすすめです。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
今回ご登壇いただくマブチモーター株式会社は、1964年の香港進出を皮切りに、台湾・中国(広東・大連・江蘇)・ベトナム(ホーチミン・ダナン)など、アジア各地への生産シフトを開始。 現在では海外にほぼ100%の生産体制を整え、グループとしての生産効率を向上させるとともに、進出国における雇用機会の拡大や技術移転など、国際社会の経済発展と技術向上にも大きく貢献しています。
またグループの知恵と技術を結集し、製品設計・開発段階からのコスト管理、生産技術の改善、部品調達のグローバル化による体系的なコストダウンにも取り組んでいます。これらの下支えとして、英語力は必要不可欠なものとなっており、語学力(特に英語)向上のためにさまざまな支援を実施。効率的、効果的な支援を提供するために従業員の英語力を正確に把握する必要があり、客観的かつ信頼性の高い基準で可視化し、評価するツールとしてTOEIC Testsを活用されています。
マブチモーター株式会社の事例を通じて、グローバルに展開していくうえで英語を中心とした語学教育の重要性と、従業員の英語力を向上させるための支援策を、TOEIC Testsの効果的、戦略的な活用方法とともにご紹介いたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
小型直流モーターで世界トップシェアを誇るマブチモーター株式会社を例に、グローバル人材育成や人的資本開示情報の裏付けにTOEICを効果的に活用いただく方法をご紹介します。ご参加をお待ちしています。(IIBC)
当社のグローバル対応力を高め、継続的な事業拡大と持続的成長を実現するため、一つの指標としてTOEIC730点以上の取得者を「英語人材」と定義し、その比率を高めるべく教育施策を実施しています。講演ではTOEICを活用した施策や社員のモチベーションを上げる工夫などをお伝えします。まだまだ試行錯誤を繰り返している状態ですが、オンラインでお会いできることを楽しみにしています!(マブチモーター)
- 津田 徹氏(つだ とおる)
- 一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC) IP事業本部 法人営業部 部長
- 大手旅行代理店勤務、デンマークブランドの西日本ホールセール責任者を経て、日本企業の国際化を推進するべく一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会に入団。法人担当・学校営業マネージャー及び経営企画室長を歴任後、2023年度よりTOEIC Programを企業へ普及する法人営業部の責任者に着任。
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