講演者インタビュー
働く人を「大事にする」本質とは 自律型人材育成の重要性とそのアプローチ
EAGLYS株式会社 プロダクトVP
阿須間 麗氏
キャリアや働き方の選択肢が多様化した昨今、従業員は自分で考え、行動する自律型人材となることが求められています。従業員が自分のことを理解し、セルフマネジメントできる必要がありますが、自分自身を客観視することは容易ではありません。本講演では、従業員の公私における機微な情報を安全に収集・活用することで、自己理解・気づきを促進し、自律型人材の育成につなげるアプローチを紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、従業員の自律性の推進、従業員と組織の相互理解の促進を実現したいとお考えの人事担当者や経営者の方々に向けた内容です。
環境の変化により、キャリアや働き方の選択肢が多様化している中、従業員一人ひとりが自律的に考え、行動することの重要性が高まっています。しかし、一人の力で自己理解や客観的な自己評価をおこない、さらに行動にまで落とし込むことは容易ではありません。
本講演では、従業員の公私にわたる機微な情報を安全に収集・活用することで、深い自己理解と気づきを促進し、自律型人材を育成するアプローチを紹介します。これが、従業員を「大事にする」ことの本質ではないかと考えています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演の注目ポイントは、自律型人材育成の重要性と、少し変わった角度からのアプローチです。以下の点に着目していただければ幸いです。
・自律型人材の必要性:キャリアや働き方の多様化に伴い、従業員の自律性がなぜ重要になっているのかを解説します。
・自己理解・気づきの促進による自律支援方法:収集した情報を基に、従業員の自己理解と気づきを促進し、自発的な行動につなげる具体的なアプローチを解説します。
・機微な情報の安全な取り扱い方法:上記アプローチのために必要な、従業員の公私における機微な情報を、プライバシーに配慮しつつ安全に収集・活用する方法を紹介します。
EAGLYSは、プライバシーを強固に保護しながら活用する技術・ノウハウを持っています。それを、従業員を解像度高く理解し、大事にすること、つまり自律型人材の育成に活かしていきたいと考えています。
従業員支援とプライバシー保護技術は、一見関連が無いように見えるかと思います。本講演を通して、両者の関連性と、従業員や企業に対して提供できる価値についてご紹介できればと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
会社や上司から見えている従業員の姿は、その人のごく一部に過ぎません。実際には、本人しか知りえない状況やその変化があり、本人のモチベーション、パフォーマンスや健康状態、キャリア志向に影響しています。
EAGLYSの技術・ノウハウは、この「本人しか知りえない」部分をデータ化して活用すると同時に、個人のプライバシーはしっかり保護することを可能にします。
参加される皆さまと共に、「従業員を大事にする」ことの本質を探り、組織と個人がともに成長できる環境づくりについて考えを深められれば幸いです。この機会が、皆さまの組織における人材育成戦略の新たな展開につながることを願っています。
- 阿須間 麗氏(あすま れい)
- EAGLYS株式会社 プロダクトVP
- 大学院修了後、外資系ITコンサルでシステム開発PMを多数経験。人材系企業でIT部門マネージャーとして業務システムを統括。AIスタートアップでプロダクト開発責任者として上場に貢献。2022年よりEAGLYSのVPoPに就任。秘密計算技術を用いた革新的プロダクト開発を主導。豊富な知識と経験を活用。
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