講演者インタビュー
女性活躍推進で本当に求められる支援
~若手女性社員の活躍を促す“ミラーモデル”と“自己効力”とは~
株式会社ベネッセコーポレーション 大学社会人カンパニー 部長
白井 あれい氏
女性活躍推進において最も重要なポイントとなるのは『両立支援』と『活躍支援』の分離、および両輪での実施です。本講演では、企業の女性活躍フェーズを5つにタイプ分けしながら、本人達と上長、組織にとって必要となる具体的な打ち手を、新しい『ミラーモデル』と呼ぶキャリア形成の概念とともに提起します。あわせて、弊社独自データベースに保有する、若手女性のキャリアにおける悩みや変化についてもご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、女性活躍、ダイバーシティ、DE&I推進において、何から手をつけたらいいのか分からない方や、色々試しているが、なかなか効果が出ないといった課題をお持ちの方に向けて、具体的かつ新しい視点を提供します。
特に、女性活躍推進の責任者・担当者の方に最適な内容です。近年よく聞かれる、育児や家庭との両立支援や制度を充実させてきたが、それでも「管理職になりたくない」と言う女性社員が多いという悩みをお持ちの方に、ぜひご参加いただきたいです。
社員を「管理職にする」のではなく、社員自身が「自分のキャリアの軸を見つけた結果、管理職も一つの選択肢である」という考えを持つことが重要です。そのために、企業として何をすべきか、何ができるのか、少しアカデミックな内容も取り入れながら、全体観を持って丁寧にお話しいたします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
現代の女性が抱えるリアルなキャリアへの不安を、多くのデータから紐解きます。そして、独自に開発した企業の女性活躍フェーズとその読み解き方、さらにそれぞれのフェーズにおける打ち手を具体的に提示します。その上で、女性社員自身がキャリアの軸を見つけるために求められる『ミラーモデル』と『自己効力』の関係と効果を明らかにします。女性社員だけではなく、管理職や組織に求められる支援についてもご説明いたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
厚労省でキャリアをスタートしてから、ずっと女性活躍の領域において欠けているものを感じて、いつか事業を興したいと考えていました。今、多くの仲間を得て、多数の企業の方と出会ってお話しをする中で、この領域を推進される方々の熱意と孤独感を感じております。多くの方に聞いていただき、女性活躍の輪をさらに大きくしていきたいと強く思っております。ぜひ期待してご参加ください。
- 白井 あれい氏(しらい あれい)
- 株式会社ベネッセコーポレーション 大学社会人カンパニー 部長
- 大学卒業後、厚生労働省に入省。法改正担当を経て、マッキンゼー・アンド・カンパニーに転職し、戦略コンサルタントとして勤務。出産後、生後半年の長男を連れて、英オックスフォード大学大学院に留学。帰国後、資生堂に転職し、グローバルブランドの戦略立案等を担当。シンガポール勤務を経て、2020年にベネッセに入社。
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