講演者インタビュー
人材開発・人事戦略は新たなステージへ
人事が知るべきオープンバッジがもたらす効果
株式会社ネットラーニングホールディングス 取締役副社長 オープンバッジ事業部長
川口 泰司氏
個人のスキルや経験を可視化し、証明と検証を可能にするオープンバッジは、国際技術標準のひとつとして、本年5月に新たな規格が正式に公開されました。この新規格では従来以上に活用の幅が広がり、人材育成や能力開発だけでなく、人材マネジメントに大きく貢献することが期待されます。本講演では、オープンバッジが人的資本管理におよぼす効果を解説し、企業や社会がどう変革していくのかを俯瞰いたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、以下のような教育、育成、人材マネジメント、制度設計、組織開発、風土改革などに関する課題、ニーズをお持ちの経営企画、人材開発、教育研修、人事企画や事業部門のマネジャーおよび担当者の方に向けた内容となります。事例などを交えてお話ししますので、以下の課題をお持ちの方はぜひご参加ください。
・オープンバッジで何ができるのか把握したい
・オープンバッジの具体的な利用方法を知りたい
・社員個々のキャリアプランに個別最適化された教育・学習プログラムを提供したい
・社員の保有知識、スキル、経験値などを可視化し、人材マネジメントに生かしたい
・社内の資格制度を整備して、効率的な運用ができる仕組みを作りたい
・社内での人材発掘、育成、活用などが統合されたエコシステムを構築したい
・社員に自発的な学習を促す仕組みを作り、リスキリングを推進・活性化したい など
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
みなさんはオープンバッジについてどのくらいご存じでしょうか? あるいはどのような活用をお考えでしょうか?
オープンバッジは、国際技術標準に基づいて作成される「改ざん不能な」デジタル証明です。個人の学びや獲得スキル、知識、保有資格、経験などを可視化して共有でき、第三者にその真正性を証明できる仕組みを提供します。海外ではすでに企業や大学などで幅広く採用されており、従業員のスキル管理から人材育成、さらには人材の活用やキャリア形成の支援などにおいて、大きな成果が報告されています。そして最新のv3.0の技術仕様では、従来の基本機能に加えて新たな仕組みが追加され、オープンバッジが劇的な進化を遂げることになります。
本講演では、すでに日本でも普及期に入っているオープンバッジがどのように活用され、どんな成果を上げているのか、実例を交えてご紹介。あわせて、最新の技術仕様によって実装される新たな活用方法と、期待される効果などを解説します。採用や教育研修はどう変わるのか、個人のキャリアパス設計にはどんなメリットがあるのか、そして人材の活用にはどのように寄与するのかなど、人材マネジメントの考え方が激変するオープンバッジが実現する世界観を実感いただきます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当社はアジアNo.1のオープンバッジプラットフォーマーであり、日本および韓国を中心に、すでに多くの企業、大学でのオープンバッジ発行実績を誇っています。本講演では、オープンバッジの先駆者として積み上げてきた豊富な活用事例と知見をもとに、ジョブ型雇用に代表される多様なスキルを持つ人材を評価する社会へのパラダイムシフトなど、オープンバッジが人材マネジメントにもたらす革新と、社会に与えるインパクトを解説します。オープンバッジ活用のイメージを明確にし、貴社の課題解決にどのように役立つかなど、ご導入への高い興味と関心を持っていただけるよう精いっぱい務める所存です。ぜひご参加ください。
- 川口 泰司氏(かわぐち やすし)
- 株式会社ネットラーニングホールディングス 取締役副社長 オープンバッジ事業部長
- 1997年に起業して以降、eラーニング業界、教育研修業界でのシステム開発や新たなビジネスモデルの立上げなど、人材開発分野でのICT活用に関する豊富な実績と経験を持つ。本年4月、現職に就任し、オープンバッジの社会浸透と新しいエコシステムの構築に邁進中。ラーニングイノベーションコンソシアム代表理事。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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