講演者インタビュー
AGCの取組みにみる新たな職場学習のデザイン
~経験学習マインドと上司の支援力向上で未来を切り拓く~
サンライトヒューマンTDMC株式会社 代表取締役社長&CEO
森田 晃子氏
ビジネスパーソンの学びの90%は職場で得られると言われています。しかし、VUCAと呼ばれる現代の急速に変化する社会では、従来の職場学習(ワークプレイスラーニング)は多くの課題を抱えています。本講演では、これからのワークプレイスラーニングの最適な在り方と、その環境づくりをどのように行っていくかを解説。特に、従業員の経験学習を支援する直属上長の関わり方にフォーカスして、事例も交えながらお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、「個の成長」と「組織の成長」を両立する人財育成戦略に関心をお持ちの方々に特におすすめです。人的資本経営が重視される今、効果的な人財育成と生産性向上のバランスを模索している方々に、有益な情報をお届けします。特に、製造業や営業・販売のオペレーション部門で若手育成に課題を感じている方々には、組織の成長を加速させる具体的な戦略を共有します。製造業での技術者育成の事例を通じて、部下の学びを促進し、職場学習環境を整える実践的アプローチを詳しくご紹介します。
こんな課題をお持ちの方におすすめです。
・経営課題と人財戦略のひもづけを強化したい
・自律的な人財に育成したい
・上司の部下指導力を向上させたい
・上司と部下の1on1ミーティングを効果的に行いたい
・職場学習やOJTの効果を最大化したい
・生産性向上と人財育成のバランスを取りたい
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演では、私たちがこれまで多くの企業でパフォーマンス向上を目指して実践してきた人財育成の具体的な事例を、最新の理論と結びつけながら紹介します。特に以下の三つのテーマを中心にお話しします。
(1)技術者の成長支援プラットフォームの具体的な事例紹介
製造業界における若手技術者のノンテクニカルスキル開発について、実際のプロジェクトを通じて、進行、課題、そして成功要因を詳しく解説します。
(2)上司の学習支援力向上と職場学習環境づくり
効果的な支援方法や職場学習環境の整備に関する実践的なアプローチを紹介します。特に、1on1の進め方や上司向けのワークショップ、評価方法など、経験学習モデルを活用した具体的な手法をお伝えします。
(3)インストラクショナルデザインとワークプレイスラーニングの融合
理論と実践をどのように統合し、現場で生かすかを、最新の研究成果やツールを交えて解説します。職場の個性を生かした学びのデザインに関する新しいアプローチのヒントをお届けします。
※サンライトヒューマンTDMCは、インストラクショナルデザインの考え方を広め、日本の企業教育の発展に寄与するために2007年に創業しました。「人とチームの学びをデザインする!」というスローガンのもと、効果的な人財育成の戦略づくりと実行支援を行っております。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
急速に変化するビジネス環境の中で、従業員の学びと成長を支える職場環境の構築はますます重要です。本講演では、私たちがコンサルティングを通じて得た具体的な事例と、最新の理論に基づく手法を融合させ、皆さまにとって役立つ情報を提供します。どのようにして効果的な職場学習環境を構築し、従業員の成長を支援するかについて、具体的な手法と戦略を学んでいただければと思います。
皆さまが直面する課題に対して、実践的で有用な解決策を提供できるよう努めます。未来の職場学習のあり方を考え、より良い学びの場を創造するための一助となれれば幸いです。ご参加を心よりお待ちしております。
- 森田 晃子氏(もりた あきこ)
- サンライトヒューマンTDMC株式会社 代表取締役社長&CEO
- 熊本大学大学院 教授システム学専攻 非常勤講師。教授システム学修士。インストラクショナルデザインの実践方法を提供してきた会社は100社、4000名を超える。主な著書に『WPL3.0 ワークプレイスラーニングの理論と実践』、『ビジネスインストラクショナルデザイン』、『魔法の人材教育(改訂版)』がある。
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