講演者インタビュー
ブリヂストンの事例に学ぶ自律的キャリア人財育成
~プロティアン・キャリアドックの展開事例紹介
一般社団法人プロティアン・キャリア協会 CGO(最高事業成長責任者)
栗原 和也氏
ブリヂストンでは会社の成長と従業員一人ひとりの成長を両輪とし、多様な人材が輝くよう「人的創造性向上」の施策を推進しています。本講演では、自律的キャリア人財育成に取り組むブリヂストン日本セグメントの町田様、滝田様をお招きし取り組みを伺います。なぜキャリアオーナーシップの浸透に取り組んでいるのか。なぜ管理職からメンバーまでのキャリア開発に取り組む必要があるのか。鼎談形式で推進のポイントをお届けします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
わたしたちは、2020年3月の設立以来、法政大学キャリアデザイン学部教授で、協会の代表理事を務める田中研之輔を中心に、数百社の企業の人事を中心とした方々と「社員のキャリア自律を支援。将来的な企業成長に結びつけるにはどうすればいいのか」という課題について、対話をしてきました。
「リスキリング」「人的資本の最大化」「キャリア自律」「エンゲージメント」など、“働く人”を取り巻く重要なキーワードは年々増加しており、人事戦略の重要度も高まっています。
これらの変化に適応する「現代版プロティアン・キャリア」で、キャリアを“組織と個人の関係性”の面から捉えて組織が個人のキャリアを支援し、個人が自らのパーパスと組織パーパスとの接点を見つけながら心理的成功を高めていくことを伝えてきました。組織と個人の関係性(エンゲージメント)の向上、人的資本最大化に関心のある方にご参加いただきたいと思います。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
(1)現代版プロティアン・キャリアとは何か
当団体の代表理事、田中研之輔(法政大学 キャリアデザイン学部 教授)が提唱する、変化の時代に適合するキャリア自律の理論「現代版プロティアン・キャリア」について、考え方をわかりやすく解説します。
(2)理論と実践の融合
研修を研修のままにせず、現場の行動変容までつなげることは最も重要な設計ポイントです。今回は株式会社ブリヂストンより、キャリアオーナーシップを推進する2人のリーダーをお招きし、管理職からメンバーまでどのようなキャリア開発を展開されているのか、その総合施策について解説していただきます。
(3)“HRアワード2024”に入賞!現代版プロティアン・キャリアドックの特徴
ブリヂストン様をご支援している、『現代版プロティアン・キャリアドック』は、人事が選ぶ最高の栄誉である「日本の人事部 HRアワード2024」にて、「プロフェッショナル部門 人材開発・育成部門」に入賞いたしました。
受講者30万人まで広がったプロティアン・キャリア各種サービスの最新サービスも含めた特徴、概要についてお伝えします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当団体は、経済産業省・金融庁をオブザーバーとする「人的資本経営コンソーシアム」、ならびにパーソルキャリア株式会社が事務局を務める「キャリアオーナーシップコンソーシアム」(戦略顧問:田中研之輔)と連携。300人超の認定者と共に、人的資本最大化を促す現代版プロティアン・キャリアの理論・実践手法を広げ、日本の未来をより良くする活動を展開しています。
キャリア自律開発の最新知見の一つ、プロティアン・キャリアは、個人と組織のより良い関係を創る未来型のキャリア開発の教科書ともいえます。本講演にご参加いただき、事例を通じてキャリアオーナーシップ推進について知っていただければと思います。
- 栗原 和也氏(くりはら かずや)
- 一般社団法人プロティアン・キャリア協会 CGO(最高事業成長責任者)
- 外資系総合ITサービス企業にて、総合商社向けの基幹システム開発、業務変革(BPR)プロジェクト等に参画。2017年より人事部・新卒採用担当として、年間50~300名のエンジニア採用をリード。2022年10月より現職。マーケティング・営業を統括。20代・30代を中心にキャリア自律の研修・講師も務める。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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