――　今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？

近年注目が高まる「越境型」の人材育成プログラム。
他社業務を一定期間することで、自社に囚われない経験とスキルを身に着けることを目的にし、会社主導の出向型・研修型や、個人主導の複業まで、様々な方法で検討・実行する企業が増えてきています。

その一方で、「現業が忙しく、人材も不足しており、そのようなプログラムを実現しにくい」「社員自身も社外に出ることに意欲が薄い」など、まだまだ企業・個人ともに越境による自律や成長への理解が薄く、育成プログラムとして実現するのは難しいと考える企業も多くあります。

本講演では、次のような課題をお持ちの方に有用な情報を、具体的な事例と共に提供します。
・自律型人材の育成、イノベーション人材の育成方法を考えている
・越境型育成プログラムの導入には関心があるものの、費用対効果への懸念や、社内制度化の点で障壁に直面している

――　今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

自らも組織にとらわれず活動をする楽天大学の仲山氏。
自分の強みを発揮し、お客さんに向き合うことで、組織にも社会にも貢献していく。

会社の理念と自分の使命を重ねて働く「組織のネコ」を提唱する仲山氏と、自己成長と他者貢献を両立する「自律協働社会」の実現を目指すコクヨが、『越境』によってもたらされる、個人と組織の成長・変化について対談します。

先行き不透明な環境の中、どの企業でも会社を変革する人材を育成したいと考えています。
コクヨの『pandoor』サービスはそのような企業と社員を対象に越境型育成プログラムを提供しています。その中で培った定量・定性効果はもちろん、様々な事例をもとに育成を成功させるポイントについても掘り下げます。

当日は、「越境人材”組織のネコ”はなぜこれから必要とされるのか」「強みを破棄し、社会にも貢献できる人材をつくるには」
「越境経験や組織のネコを活かせる組織とは」などについて対談します。

人材育成・組織開発に精通した研究者による学びを共有するほか、
越境経験の当事者による生の声 を紹介します。

――　講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

コクヨは文具や家具から、多様な働き方を支えるオフィス空間へと、事業を発展させてまいりました。その中であらゆる企業・人材の働き方への変化に触れ、多様化する働き方のニーズに着目し続けています。今後コクヨは、働く人そのものを支え、多様な「働く」をサポートするために「人材価値」をテーマとした総合的な価値提供を実現していきます。

『pandoor』は、先行きの見えない市場環境や個人の働き方のニーズが多様化する中、これからの社会・組織に求められる「自律協働人材」の育成を提供しています。
本講演では、pandoorを通じて得られた効果の高い施策とするためのヒントを提供します。ぜひご参加ください。

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