講演者インタビュー
リーダーに必要な「提案型課題解決力」
与えられた問題を解くのではなく、自ら課題を設計・解決するスキル
株式会社スキルベース 代表取締役
高松 康平氏
これまでは、問題(あるべき姿と現状の差)を認識し解決する発生型の問題解決が主流でしたが、ボトムアップで自ら目標をつくり課題解決をする「提案型課題解決」が求められています。本講演では、リーダーに求められる「提案型課題解決力」の高め方について解説します。自分自身で目標を設定し、その実現のために必要なアプローチをご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は次のようなお悩み・ご要望をお持ちの方にご参加いただきたいと思います。
(1)提案型課題解決の必要性を感じている方
・発生型問題解決ではなく、提案型課題解決を学びたい
・社内の現場からの提案力を強化したい
・顧客に対する提案力を強化したい
・効果的な学びの手法を知りたい
(2)管理職・リーダークラスの目標設定力や戦略立案能力を高めたい
・現場の課題を自ら発見する力を強化したい
・未来に向けて自ら目標をつくる必要性がある
・目標を設定するまでの考え方を学びたい
(3)これまでの問題解決研修に違和感を持ち始めている方
・今の時代の実務での活用につなげたい
・ビジネストレンドや押さえるべきポイントを効率よく学ぶ機会を設けたい
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演の注目ポイントは二つあります。
一つ目は、なぜ「発生型問題解決」ではなく「提案型課題解決」なのか、です。提案型課題解決の考え方は、発生型問題解決とは大きく違います。目標が設定されていない中で、何から考え始めたらよいのか、分からない人は多いと思います。発生型問題解決では、目の前に存在する問題を分析し、課題を明らかにし、解決策を立案します。すでに発生した問題に対応しなければならないため受け身の対応ともいえます。
一方で、提案型課題解決は、自発的に動く必要があります。何もやらなくても怒られるわけではありません。明確な問題が存在するわけではないため、目標と現状のギャップの分析はできません。そのため、困ってしまいます。多くのビジネスパーソンは、与えられた目標達成のために何をすべきかという考え方に慣れてしまっていますが、提案型課題解決は、「目標が先、課題が後」ではなく、「課題が先、目標が後」なのです。
二つ目は、「提案型課題解決」のプロセスの提示です。実際にどのように考えたらよいのか、何をしたらよいか分からない。それは学んでいないからです。本講演では、提案型課題解決の流れを提示します。
以上のポイントから、自ら目標を決める「提案型課題解決力」を考えます。研修時の社員の成長を促すヒントになる内容を持ち帰れます。ぜひご期待ください!
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
我々のこだわりは時代に合わせて進化するカリキュラムです。この提案型課題解決力研修のカリキュラムは1年前に作成しました。現在、提案型課題解決の研修を提供することが非常に多くなっています。今の時代に必要とされる力を明らかにし、その時々の学びのコツをご紹介します。
研修の企画や見直し時のお悩み、ご質問などにも適宜お答えしますので、ぜひご参加ください。
- 高松 康平氏(たかまつ こうへい)
- 株式会社スキルベース 代表取締役
- 新卒でマッキンゼーに入社。その後、リクルート等を経てビジネス・ブレークスルーで執行役員に。10年間に渡り問題解決力トレーニング講座責任者を務めた。研修講師として、年間100日以上登壇しNo.1講師として活躍。現在は独立し「考える力」を中心に教育コンテンツの企画開発から提供まで幅広く携わっている。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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