講演者インタビュー
AI活用とVUCA時代に必要な「ロジカル思考力」を強化して、職場定着するための研修企画と実践ノウハウ
マキシマイザー株式会社 代表取締役
富沢 裕司氏
AIの効果的な活用と先行き不透明なVUCA時代における情報分析のために「ロジカル思考力」強化が重要です。本講演では、人事部門の方がロジカル思考、問題解決、戦略思考といった思考スキルを強化する研修企画の要点をお伝えいたします。「ロジカルの4要素」や既存の思考スキル研修における課題と解決策、研修内容を職場に定着させる方法なども解説いたします。貴社の競争力強化に向けたヒントをぜひお持ち帰りください。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
ロジカルシンキング、問題解決、課題設定、仮説思考、戦略思考といった思考系スキル研修を社内で実施している、あるいは外部の研修に社員を派遣している企業は多いと思います。本講演は、既存の研修に対して次のような課題を感じている、人事・人材育成のご担当者に向けた内容となっています。
(1)研修の効果が見えづらい
(2)研修の費用が内容に対して高いと感じる
(3)研修の中で自部門の業務を検討したい
(4)研修でeラーニングを取り入れているが、あまりうまくいっていない
(5)社内の現場では、同じような問題が繰り返されている
(6)社内の現場では、報告や提案の説明が分かりづらい
(7)社内の現場では、具体性や論理性よりも、声の大きさで決定がなされている
多くの企業でロジカル(思考系)研修の実施が当たり前になっていますが、一方で課題を聞くことも多くなっています。課題を解決する具体的なヒントやコツをお伝えします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演に参加することで、ロジカル思考、問題解決思考、戦略思考といった思考スキルを向上させる研修企画のコツと心構えが分かります。
私は、ロジカルシンキング研修の分野で10年以上の講師経験があります。研修を提供しているお客様先は、各業界におけるリーディング企業です。この経験から得られた、具体的で本質的な課題と原因、解決策をお伝えします。明日からご自身がロジカル思考を実践することも可能です。本講演では次の項目で解決策やヒントを明示します。
(1)ロジカル思考の重要性と「できていない場合」の状態
(2)ロジカル思考力を実現するための四つのポイント
(3)ロジカル報連相のコツ
(4)ロジカルな問題解決手法(思いつきで終わらないために)
(5)経営戦略に関する思考力の向上
(6)既存のロジカル研修の特徴と改善に向けた提案
(7)思考力を鍛えるためのeラーニングのメリット、デメリット
特に、(6)の既存のロジカル研修においては、「用語が難解である」「学習内容が実務と関係しない」「グループワークで盛り上がって終わる」「自部門の業務の検討がしっかりできない 」といった声を聞くことが多く、その部分についても具体的な解決策をお伝えします。
また、ロジカル思考の強化はリスキリングにも適した内容です。リスキリングの手法や方向性に関するヒントもお伝えします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
研修を企画する経営者の皆さま、人材開発のご担当者の皆さまへ。
「研修の受講者アンケート」の結果は、受講者本人がどう思ったかであり、当社はそれを重視していません。「こういう研修を受けさせたい! こういうことを学ばせ、実践させたい!」と受講者の上司が考える研修を企画・提供しています。受講者は大切な存在ですが、媚びることはしません。当社は、企業の長期的な発展を目的として、ロジカル思考の向上を支援しています。
ロジカル思考力は研修によって高めることができ、業務で大きく役立つ力です。ぜひ、ロジカル思考力を強化するためのコツやノウハウを、本講演からお持ち帰りください。そして、貴社への貢献度をさらに高めていただければ幸いです。
- 富沢 裕司氏(とみざわ ゆうじ)
- マキシマイザー株式会社 代表取締役
- ロジカル思考力強化の専門家として数多くの企業に研修をご提供中。三洋電機、経営共創基盤、マブチモーターを経てプレセナにて研修講師を務めた。三洋電機では半導体事業の欧州拠点長(ドイツ駐在)を務め、マブチモーターでは事業戦略の策定支援を行うなど実務での経験が豊富である。
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