講演者インタビュー
面接官はどこまでAIに任せることができるのか?
新卒・中途採用を効率化させるために必要な考え方
株式会社VARIETAS プロダクト戦略本部 チーフアナリスト
倪 曄氏
採用は競争が激化する一方、やることが多く抜本的な効率化策を見つけられずに、ひっ迫した状態が続いている企業が多くあります。本講演では、採用フローを可視化したうえで、効率化するために必要な考え方を紹介し、国内外300社のAIサービス調査から「AIの採用業務に及ぼす影響」や「採用効率化の成否を分けるAI活用戦略」について解説します。また、生成AIを活用により採用業務を90%効率化した事例もお話しします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演では、現在、そして未来の採用マーケットで起きる変化と、生成AIというテクノロジーがもたらす採用業務の変化を解説します。
また、生成AIが企業の採用戦略でどのように活用されるべきか、その具体的なアプローチ方法について見解を提示します。
以下のような課題をお持ちの企業人事/採用担当者の方や、採用に関わる経営層に特にお薦めです。
・面接の質を向上させ、候補者の適性をより正確に評価したい
・候補者一人ひとりに対するアトラクトを強化して、内定承諾率と選考辞退率を改善したい
・採用プロセスの早期化に対応するため、採用計画の確定を早めたい
・2030年に向けた変化を見据えて、今から準備をしていきたい
・忙しい採用担当者の負担を減らしつつ、効率的に候補者を選考したい
現在の採用におけるトレンドや各企業の動き、そして、生成AIの活用事例を基に、採用成功の戦略についてひもときます。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
新卒・中途採用市場の競争が激化する中、多くの採用担当者が目の前の業務に追われ、効果的な効率化策を見つけられない状況が続いています。経団連が2030年を見据えた採用のあり方を提唱している今、就活の早期化だけでなく、低学年や既卒生など多様な人材に対応する準備が急務となっています。さらに、採用環境はここ4年間で文系理系問わず3倍の難化を見せており、厳しい状況に直面。こうした中で、採用プロセスを根本から見直す必要があり、その鍵となるのが生成AIです。
生成AIは「インターネットの次のイノベーション」として注目され、採用業務との相性も良いとされています。実際、候補者の絞り込みや人事労務管理の自動化に生成AIを活用する企業が国内外で増加しています。米国人材マネジメント協会(SHRM)が2022年2月に実施した調査によれば、5000人以上の米国企業の42%が、すでに採用活動にAIや自動化ツールを使用しています。
本セミナーでは、国内外300社のAIサービス調査結果を基に、「AIが採用業務に与える影響」と「採用効率化を成功させるためのAI活用手法」について詳しく解説します。また、実際に生成AIを活用して採用業務を90%効率化した成功事例もご紹介いたします。このセミナーを通じて、最新のAI技術を活用した採用戦略を皆さまに理解いただき、実務に役立てていただけることを目指します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
これまでの書類選考や適性検査、動画提出といった初期選考手段から生成AIを活用することで、求職者全員に会う理想の選考プロセスへと進化する時代が来ています。
企業は、ポテンシャルのある応募者全員に直接会いたいという願望を持っていますが、人手不足や時間の制約があります。求職者も自分の言葉で企業にアピールしたいという強い希望を持っていますが、忙しさや費用、そして書類・動画選考といった決まった形式の障壁が存在します。
生成AIを活用することで、日本初 の「次世代の選考プロセス」を実現して、もっと「いい採用」を増やしていきませんか?皆さまのご参加お待ちしております。
- 倪 曄氏(に いえ)
- 株式会社VARIETAS プロダクト戦略本部 チーフアナリスト
- カナダのビジネススクールに在籍し、世界11ヶ国を巡る「Semester at Sea Spring 2019」にも選抜。卒業後、日立製作所に海外駐在員候補として入社し、大手金融機関のアプリ開発を担当。現在は、VARIETASで採用業務効率化のAI面接官を開発中。300社以上のAIサービスを調査。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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