講演者インタビュー
個と組織の成長を両立させる、人材戦略の新たな取り組み
在籍型出向で築く社員の成長とその始め方
株式会社ボルテックス 執行役員 人事本部 本部長
髙久 一郎氏
人材の流動化や働き方の多様化が進むなか「個の成長が組織を活性化し、組織の成長が個のやりがいを生む」という共助の関係性の構築にはどのような人材戦略が必要でしょうか。本講演では、中小企業の事業継続性向上に正面から取り組んできた当社が考える、在籍型出向をフル活用した人材戦略について、弊社の具体的事例も交えながらお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
次のような悩みを抱える人事担当者は多いと思います。
・社員に実施した人材教育の効果がイマイチ
・社内におけるキャリアアップ、キャリアチェンジの仕組みに行き詰まりを感じている
・経営にインパクトを与えるような人材をどのように育成すべきか分からない
・組織の活性化につながるような人材教育の方法を模索している
・そもそも人材育成に十分な時間をかけられない
当社も例外ではなく、同じ課題を抱えていましたが、解決に向けた一つの糸口を見つけることができました。
そして、一人の社員の変化が波紋を広げる最初の一滴となり、組織に刺激を与えた効果を実感し、会社全体の雰囲気を変えるところまで来ました。
企業規模にかかわらず、社員一人ひとりの成長を願う方に聞いていただきたいと考えています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
会社の成長を常日頃から考える皆さまは、どのようなお悩みをお持ちですか?
ヒト、モノ、カネ、情報という四大経営資源のうち、いつの時代も悩みの種になるのはヒトではないでしょうか。
本セミナーでは、当社が考える二つのポイントをリアルな情報とともにお届けいたします。
①個の成長と組織強化
売り手市場の中で人材を確保し、社員個人のスキル習得やモチベーション維持の施策を行ったにもかかわらず、時間をかけて育成した優秀な人材が、数年後にはキャリアアップ等の場を社外に求めてしまう「現場で起こりがちな負のスパイラル」や「現場の課題とギャップのある経営層からの指摘」は当社も例外ではありませんでした。
人事部として、現場と経営層双方の声をくみ取り、実現させる【個人の成長と組織の成長という両軸にアプローチする方法】を考察します。
②ボルテックスが実践する、これからの時代の人材育成スキーム「Vターンシップ」
当社が人材に関する悩みに対して試行錯誤をした結果、生みだしたスキームです。
今回は、このスキームの概要や社内への浸透方法、新施策を実践したことにより個人と組織がどのように変化したかについて、事例を交えてお伝えします。さらに、人事の役割や、ここに至るまでの苦労、経営戦略への影響度もあわせてお伝えします。
ヒトの悩みはどの組織でも共通する要素が多いのではないでしょうか。当社からの共有をぜひご活用ください。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「隣の芝生は青く見える」とはよく言われますが、実際のところどうなのでしょうか。
人事部としての悩みや企業の課題は、”隣”でも起きているのではないでしょうか。
今回、当社がお伝えする在籍型出向をフル活用した人材育成スキームは、隣の芝生と自分の芝生を共に使うということです。
当社の話をお聞きいただいた後、協同・協働したいと考えていただけましたら、とても心強いです。
私たち人事には、ヒトを変え、組織を変え、さらには日本のビジネス界を変える力があると信じています。
皆さまにとって有益な内容をお届けできるよう、万全の準備を進めております。
ご参加をお待ちしております。
- 髙久 一郎氏(たかく いちろう)
- 株式会社ボルテックス 執行役員 人事本部 本部長
- 大手ゼネコングループ企業及び東証プライム上場企業の人事部長を経て、2022年に株式会社ボルテックスに入社。2023年に執行役員 人事本部副本部長に就任し、 2024年より現職。「日本一、経営に資する人事」を目指して、採用、人材開発、人事評価等の各種領域での改革に取り組んでいる。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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