講演者インタビュー
HRアワード入賞企業に聞く
企業の成長と人財の成長を結びつける自律型組織に必要な人事制度とは
株式会社シグマクシス Vision Forestチーム ディレクター
杉山 誠氏
市場競争力の源泉がモノからコトへシフトし、一人ひとりのキャリア志向も変化する中、企業は自律型組織への変革が求められています。本講演では、全社変革を2年間で実現した東洋アルミニウムの取り組みを紹介。変革を推進した人事担当常務とともに、日本企業ならではの「自律型組織のあり方」や「自律型組織に求められる人事制度」について、創業90年を超える企業が挑んだ変革のリアリティーを踏まえ、考察します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、自律型組織への変革を目指す企業の経営層および人事担当者の皆さま向けの内容となっております。
具体的には、「制度を作っただけでは変わらないことはわかっているけれど、どのように全社を巻き込み、変革を実現していけるかイメージがわかない」「ジョブ型の人事制度がはやっているけれど、自社にもマッチする考え方なのかピンときていない」「一人ひとりが個性を活かし自律的に成長できる組織を目指したいけれど、何から始めていいかわからない」などの課題をお持ちの方にお聞きいただけると幸いです。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
2020年4月より自律型組織への変革を推進してきた東洋アルミニウム株式会社 人事担当常務 山本政史氏とともに、理論だけでは語ることのできない「自律型組織への変革を後押しする人事制度改革」のリアリティーをお伝えします。
組織変革を成功させるためには、当然ながら人事制度を変えるだけではなく、変革の方向性を示し、その方向性を具現化するいくつもの施策を一気通貫で効果的に実施していく必要があります。東洋アルミニウム株式会社では、2年間で自律型組織への変革を行うことを決意し、以来「Mission/Vision/Valueの策定」「組織構造改革」「人事制度改革」「OKRマネジメントの実行」の四つの軸で変革を推進してきました。今回の講演では、人事制度改革だけでなく、他施策との連動についてとその重要性、取り組みの全体像についても、時間の許す限りご紹介します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
現在、多くの企業が予測困難な事業環境に直面し、社員の価値観も多様化しています。
企業経営における「社員一人ひとりの個性を活かし、成長を支援できる自律型の組織に変革できるか」という観点は、価値を創造し続ける企業であり続けるために非常に重要です。
本講演が、「本気で組織を変えたい」「本気で人事制度改革に取り組みたい」という思いをお持ちの参加者の皆さまにとって、何らかの一助になれば幸いです。
- 杉山 誠氏(すぎやま まこと)
- 株式会社シグマクシス Vision Forestチーム ディレクター
- 野村総合研究所に新卒入社、情報通信業界を中心に事業戦略立案・新規事業立上げと幅広いテーマを中心に取り組む。その後スタートアップ企業を経て、2014年シグマクシスに参画。人財組織のテーマを中心に多数の企業変革を支援、ワークショップのファシリテーターやリーダーとの対話に強みを持つ。
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