講演者インタビュー
「しなやかさ」で考える、これからの人と組織の関係性
人的資本の基盤づくりに必要な4つのポイント
株式会社JTBコミュニケーションデザイン HRコンサルティング事業局 シニアコンサルタント
土濱 正行氏
誰もが活躍できる社会の実現を目指すにつれ、人と組織に関する課題はますます複雑になっています。しかし、組織課題を紐解くと、共通の課題が見えてきます。本講演では、しなやかな組織を作るために、「原動力となる女性活躍推進」「組織力を衰退化させるハラスメント」「自律人材の育成」「インナーブランディング」についてお伝えします。元人事・元経営者の立場から、課題解決のポイントや課題の連動性について解説します。(協賛/株式会社JTB)
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
雇用形態、従業員の価値観や働き方等それぞれの多様化が進み、当然「人と組織」に関する課題も難しくなっています。
誰もが活躍できる社会の実現に向けて、国としても女性活躍推進や改正労働施策総合推進法の対象を拡大させています。そんな中、単なる表題ではなく事業の推進と組織の成長に結びつけるため様々な取り組みをしているが、有効な解決につながらないとお悩みの方も多いと思います。
そこで本講演では、特に下記のような課題をお持ちの経営者、人事担当者に対して、実例に基づく有効な情報が提供できればと思います。
・女性活躍推進を目的にさまざまな施策が実施されてきたが施策効果につながらない
・自社の施策に対し、従業員が「法律の改正に合わせて行っている」と冷ややかに感じている
・施策の内容だけでなく、それをどう伝えていくかという社内コミュニケーション戦略まで考えられていない
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
当社がご支援している事例から、人と組織の活性化についてのポイントを4点に絞ってお伝えします。
1.組織をより活性化させる原動力(アクセル)になる女性活躍推進
2.組織力を衰退化させる(ブレーキ)ハラスメントの危険性
3.自分を主語に置き、自ら日常行動を考え行動できる人材の育成
4.人と組織を繋げるインナーブランディング
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
かつて私も人事責任者、及び経営者として人、組織の課題に正対して参りました。だからこそ、皆さまの悩みが理解できると思っています。
これまでの知見や経験も活かしつつ、現在はコンサルタントとして違った視点から、お客様の課題をご支援しているのですが、実は業界、業種に関係なく同様の課題がある事を実感しております。
本講演は、経営者、人事の皆さまの視点も考慮しながらお話し、様々な業界、業種の皆様に一つでも多くのヒントを掴んでいただければ幸いです。
- 土濱 正行氏(つちはま まさゆき)
- 株式会社JTBコミュニケーションデザイン HRコンサルティング事業局 シニアコンサルタント
- 国内大手不動産・住宅メーカーにて、総務・人事・経理等の責任者としての職務経歴を持ち、教育責任者として社員教育にも従事。その後、関係会社において取締役、代表取締役として会社経営に従事する。営業責任者としても高い実績をあげ、その自身の経験に裏打ちされたプログラムに、顧客から高い評価を得ている。
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