人と組織を伸ばすHRイベント

日本の人事部「HRカンファレンス2022-秋-」 
	2022年11月8日(火)・9日(水)・10日(木)・11日(金)・15日(火)・16日(水)開催 [主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会[後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2022-秋-」トップ 講演者インタビュー 坂本 康平氏(ティーペック株式会社 営業企画部戦略推進課 主任 )インタビュー

なぜ「治療と仕事の両立」を支援する施策が機能しないのか?
事例からひも解く、施策設計と運用のポイント

坂本 康平氏 photo

ティーペック株式会社 営業企画部戦略推進課 主任 

坂本 康平氏

多くの企業が治療と仕事の両立支援を制度として整え始めています。しかし実際には、会社に病気のことを相談できないまま勤務していたり、自ら退職してしまうケースは少なくありません。なぜ制度が利用されないのか? 社員が安心して働き相談できる環境を作るためにはどうしたらよいのか? 当社に寄せられる相談事例や当社社員が病気に罹患した際の体験談も含め、制度が活用される組織にしていくためのポイントをお話しいたします。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

「治療と仕事の両立支援」に取り組んでいるがうまく機能していない、または、今後一層、健康経営を推進したい企業向けの講演となっております。

定年延長の義務化などにより、既存社員の高齢化問題に今後直面する企業はますます増えていくでしょう。当然高齢化は社員の疾病リスクも伴います。

一方で、社員が病気に罹患した際、やむなく離職に至る(働き続けたいのに離職に至る)ケースがまだまだ発生しています。医療技術の進歩により治療を受けながら仕事を続けられる可能性は年々高まってきているにもかかわらず、社員側・企業側にとっても残念な事例が後を絶ちません。

このような状況下で、「治療と仕事の両立支援」は今後ますます社員から必要とされる取り組みではないでしょうか。制度を用意し、社員が使いやすいように機能させていくことは、健康経営推進のために有効です。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

「治療と仕事の両立支援」とひとことで言っても、病気になった社員ごとに状況が違い、また、企業ごとにできることも違います。特に、がんなどの疾病は個別性が高く、なかなか効果検証もできない。制度の準備はしたけどまだ利用者がいないため正解がわからない。そんなお悩みの人事の方も多いのではないでしょうか?

当社は平成元年より電話健康相談事業のパイオニアとして累計2,500万件以上の体や心に関するさまざまな相談を受けてきました。寄せられる相談の内容を分析し、ニーズ動向に合わせた健康・医療分野でのサービスを開発し、今回のテーマである「治療と仕事の両立支援」に関わる相談窓口サービスを提供しています。

本講演では、弊社サービスに寄せられる相談の事例や、実際にがんに罹患しながら、現在は職場復帰を果たした弊社社員の花木より、人事目線からではなかなか見えにくい罹患社員側の本音や企業側に対する要望などをお伝えします。

サービス利用者の声や相談を受けるヘルスカウンセラーの声、また花木の体験談から「治療と仕事の両立支援」の制度運営をあらためて考えていただくお時間になれば幸いです。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

忙しい時間を割いて参加していただける皆さまにとって、わかりやすく、一つでも多く持ち帰っていただけるような講演にしたいと思っています。本講演を通して、病気に罹患した社員またその社員を支える企業の一助になれれば幸いです。

  • この記事をシェア
受付終了
講演者プロフィール
坂本 康平氏(さかもと こうへい)
ティーペック株式会社 営業企画部戦略推進課 主任 
2016年ティーペック株式会社に入社。当社サービスを支える医師や医療機関のネットワークの維持・拡大を行う部署にて、医師との交渉や医療機関との契約に携わってきた。現在は営業本部内で営業推進のための企画立案・実行、またその分析などの業務に従事している。

「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。

pagetop