講演者インタビュー
NLP心理学に基づいた
心理的安全性の高い組織を作るコミュニケーションのやり方とは
一般社団法人 日本NLP能力開発協会 代表理事
二階堂 忠春氏
管理職にはメンバーの多様性を理解し、モチベーション向上やパフォーマンス発揮できる環境を整えることが求められます。そのためには、それぞれの組織において生産性の高い環境づくり・心理的安全性の確保など、職場のコミュニケーションの仕組みづくりが重要です。本講演では、組織を活性化するために必要な心理的安全性の高い組織づくりに欠かせない職場コミュニケーション方法をNLP心理学の観点から解説いたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
管理職によるメンバーのマネジメント方法に課題を感じている企業の皆さま向けの講演です。
人材の多様性が進むなか、管理者が自分のスタイルで一方的に指示命令するやり方では、うまくいかない場合があります。働きやすく生産性の高い職場をつくるには、それぞれの組織において「心理的安全性」などの職場を活性化するコミュニケーションの仕組みづくりが重要と言われます。しかし実際、具体的にどのようにアプローチすれば良いのでしょうか?
各職場では、
・メンバーの育成は管理職によってやり方が異なる
・一貫した育成方法がわからない
といった課題がよく聞かれます。
一方で管理職には、部下やメンバーの多様性に合わせ、モチベーションを高め、行動変容を促すことが求められています。そのために本講演では、属人的なヒューマンスキルではなく、NLP心理学に基づく再現性の高い職場の心理的安全性を構築するためのアプローチについてお伝えします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演は、心理的安全性をNLP理論から考察し、多様性あるメンバーのマネジメントや活性化ある職場づくりのヒントにしていただくことを目的としています。
当協会の講師陣は、長年にわたり数多くの上場企業の管理職研修を担当してきたました。近年はリモート環境から、部下のモチベーション向上に悩む管理職も増えています。そんな管理職が、研修を通じて再現性の高いスキルを携え、部下の行動変容をもたらすようになった具体的な内容をご紹介いたします。
メンバーの「心理的安全」状態は、出来事に対する「解釈」「感情状態」「内的イメージ」によって左右されます。職場やチームの心理的安全性は、これらの要素に効果的に働きかけることが重要です。
仕事上の問題や出来事は同じでも、それに対する内的なプロセスを変えることができれば、心理的安全性も高まり、仕事の成果が変わります。ハイパフォーマーが実践するイメージトレーニングも同様のメカニズムを活用しています。
言語的なアプローチで「解釈」を柔軟に変える手法もあります。これはリフレーミングといわれる手法で、上司と部下の会話の中で自然に使えるスキルです。
また、人は個別のコミュニケーション傾向があります。その多様性を理解して相手に関わることで、心理的安全性をもたらしモチベーションを上げることが可能となります。
NLP理論に基づく、これらの実践的なアプローチにご着目ください。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当社は長年、部下指導に悩む管理職の皆さまに「経験や勘だけではない再現性あるアプローチ」を提供してきました。受講者の皆さまからは、「腹落ちした」「すぐに使える」といったコメントを数多くいただいております。
本講演では、その具体的な理論やスキルをご紹介します。NLPによる言語の解釈や認知プロセスにアプローチできれば、職場の心理的安全性を確保し、効果的に部下の行動変容をもたらすことができます。
講演ではその理論と実践を、分かりやすくお伝えいたします。自社の管理職がこれらの有効なスキルを活用し、職場の心理的安全性を構築している様子をイメージしながらご参加いただけると幸いです。
- 二階堂 忠春氏(にかいどう ただはる)
- 一般社団法人 日本NLP能力開発協会 代表理事
- 仙台市生まれ。東北大学法学部卒業、南カリフォルニア大学MBA。東北電力、PwCコンサルティングを経て現職。2009年米誌「ニューヨーク・タイムズ」にコミュニケーションの専門家として紹介される。NLP心理学に基づく、コーチング・交渉・プレゼン等のスキルをテーマに研修を実施。大手企業の階層別研修に従事。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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