人と組織を伸ばすHRイベント

日本の人事部「HRカンファレンス2022-秋-」 
	2022年11月8日(火)・9日(水)・10日(木)・11日(金)・15日(火)・16日(水)開催 [主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会[後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2022-秋-」トップ 講演者インタビュー 北原 佳郎氏(ラクラス株式会社 フェロー)インタビュー

テクノロジーが5つの人事課題を解決する。戦略人事が理解すべきシステムの基本構造と求めるべき要件とは

北原 佳郎氏 photo

ラクラス株式会社 フェロー

北原 佳郎氏

経営に資する人事システムとはどの様なものでしょうか。その要素を考えるために、人事部が直面する五つの課題を、法令上の責務、労働環境変化という視点から整理し、テクノロジーの活用範囲と特性を提示します。この点を踏まえ、全人事の履歴データを単一の情報基盤に集約すると、給与計算の大幅自動化から、適材適所支援のタレントマネジメント機能を統合したシステム構築に繋がります。本講演ではこの流れを体系立てお伝えします。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

今日の人事部は以下の五つの課題の解決を、経営および社会から求められています。

(1)リモートワークを含む「新しい働き方」への対応
(2)より緻密な「労働時間コントロール」
(3)人材情報の統合による「適材適所」実現への取り組み
(4)クラウドやデジタル連携を利用した「圧倒的な効率化」
(5)上記を実現しつつも「人事部の人員削減」

本講演は、最新のテクノロジーやサービスの活用により、これらの課題をどのように解決するのか、その基本となるアーキテクチャ(基本構造)を、わかりやすい言葉で説明します。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

私はこれまで「HRカンファレンス」の一連の講演において、五つの人事課題の解決というテーマを、次のような複数の切り口から説明してきました。

(1)人事情報の発生源は、四つあること
(2)この情報を、発生源の近くでデジタル化するために、ワークフロー、タイムカード、アナログ・デジタル変換機能が必要とされること
(3)デジタル化された全情報は、単一のデータベースに歴をもって統合されなければならないこと
(4)このデータベースが中心となり、給与計算の自動化が実現されること

本講演の冒頭では、ここまでの説明の流れを振り返ります。その上で、適材適所を実現するための仕組みとして、真の「(5)タレントマネジメントとビジネスインテリジェンス機能」が実現できることを解説します。

タレントマネジメント機能とは、人事評価のクラウド化でもなければ、画面に顔写真を表示する機能でもありません。全情報全履歴データベースという情報基盤があって初めて、人材の適材適所を支援する真のタレントマネジメント機能を実現できることを、解説いたします。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

人口減少社会に突入した日本においては、限られた人的リソースをいかにして動機付け、新しい働き方の元で高いパフォーマンスを発揮してもらうのかが課題であり、人事部の役割はますます大きくなると思います。「適材適所」という経営課題を支援するための人事情報システムの在り方を、皆さまと一緒に考えていきたいと思います。

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講演者プロフィール
北原 佳郎氏(きたはら よしろう)
ラクラス株式会社 フェロー
日米両国での人事およびIT部門での経験を元に、2005年にラクラス株式会社を設立。創業とともに、クラウドとBPOを組み合わせたフルスコープの人事アウトソーシングサービスを、主に大企業向けに展開。先端の情報技術を駆使することで、対社内業務に社員が時間を使わないための方法論を、一貫して追求している。

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