人と組織を伸ばすHRイベント

日本の人事部「HRカンファレンス2022-秋-」 
	2022年11月8日(火)・9日(水)・10日(木)・11日(金)・15日(火)・16日(水)開催 [主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会[後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2022-秋-」トップ 講演者インタビュー 北垣 武文氏(株式会社ウーシア 代表取締役CEO)インタビュー

大企業におけるHRテクノロジー活用事例にみる
社内外からの効果的な自律型人財の「発掘、育成、登用」

北垣 武文氏 photo

株式会社ウーシア 代表取締役CEO

北垣 武文氏

事業を取り巻く環境が質量ともに大きく変化する中、自ら考え、行動し、成果を生み出すことができる自律型人財(What型人財)の必要性が高まっています。本講座では自律型人財の発掘と育成、登用について、HRテクノロジーによるデータ活用の観点から論じます。またタレントマネジメントと中途採用の方法の観点から実際の取り組み方についても言及します。社内人財プールや中途採用に課題を抱える企業の人事にお勧めします。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

想定課題は自律性の高いWhat型人財の発掘や育成です。

企業の競争優位の源泉がHow型(決まったことを適切に進めること)からWhat型(新たな価値創出)に大きくシフトしている中、そうした人財をどのように確保するかが企業にとって非常に重要な課題となってきています。どのようにWhat型人財の候補者を見出し、育成し、配置するかは企業の生命線ともなりうる活動であると入っても過言ではありません。

今回の講演ではなぜそうした変化が生じているのか、それに対してどのような対策を講じるべきなのかについて、具体的な方法論にまで踏み込み、議論していきたいと考えています。

What型人財を確保するためには既存社員の中からそうした素養が高い人財を発掘することおよび中途採用でマーケットから調達することが考えられます。そのために必要な「人財の見極め方」について、HRテクノロジーを活用し、解析を用いた方法をご紹介いたします。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

上述の「人財の見極め方」こそがWhat型人財を適切に発掘する上で鍵を握ることは明確です。そのためにはまず、What型人財がどのような素養を持っているのかについての明確な見立てが必要となります。

講演者の北垣は、企業内の次世代リーダー育成やビジネススクールにおける経営人財の育成に、長期にわたって取り組んできました。また、2万人以上の経営的視座を評価するレポートの採点を行う中、What型とHow型を特徴付ける大きな五つの特性を見出しました。それらについてお伝えするとともに、そうした素養のある人財をどのように見出すのか、具体的な方法論にも言及します。

併せてウーシア社が展開する人財発掘に関する具体的な取り組みも紹介します。さらに五つの特性を持ち合わせる人財を評価する、AIを活用したモデルの製作にも九州大学峰研究室と共同で取り組んでおり、テクノロジーを生かした人財発掘の方法も解説します。またこうしたデータをどのようにタレントマネジメントに生かすのか、育成、登用という観点から事例を交えてご紹介します。

これまでの当社の取り組みの大半が大企業向けだったため、また人財発掘は企業規模が大きくなればなるほどセンターコントロールが難しくなるため、主に大企業の方々に向けたお話になる予定です。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

DXという言葉が一般的に使われるようになってきている中、人事領域、人財育成分野においてはまだまだアナログ色が強く、もっとデジタルのメリットを生かせるのではないか、生かすべきではないか、と考えて、2017年にウーシアを創業しました。当初は育成の支援ツールの開発と展開を中心に行っていましたが、そうした取り組みを通じて、ポテンシャルの高い人財を見出す上でテクノロジー活用が可能であると感じ、昨今はテキスト解析による人財発掘を可能にする取り組みを中心に手掛けています。タレントマネジメントや中途採用において、欲しい人財の獲得に困難を感じている方にお聞きいただけるとありがたく存じます。

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講演者プロフィール
北垣 武文氏(きたがき たけふみ)
株式会社ウーシア 代表取締役CEO
損害保険、コンサルティング業界での勤務を経て、経営学修士、同博士課程単位取得。2002年より教育研修業界に身を置きながら、さまざまな教育コンテンツの開発、企業での導入に関わっている。BBT経営大学院教授、早稲田大学商学研究科非常勤講師。

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