講演者インタビュー
障害者採用を行う人事担当者が、候補者とのミスマッチをなくすために『必ず聞くべき面接項目』とは
株式会社スタートライン マーケティングディビジョン マーケティングユニット マネジャー
吉田 瑛史氏
組織内のDE&Iを進めるうえで障害者雇用は重要な要素ですが、候補者とのミスマッチが起こる企業は多いのではないでしょうか。原因として、「面接時の正しい質問項目がわからない、候補者の状況によって質問を変えず一律な項目しか確認していない」ということがあります。そこで本講演では、過去300社・3000名以上の障害者雇用支援のノウハウから、必ず聞くべき面接項目を候補者の障害種別・疾患別に分けて解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
障害者採用を行う方はもちろん、ダイバーシティ推進の担当者など、障害者雇用に携わる方であれば、どなたにも役立つ内容となっています。
ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン(DE&I)な組織作りでは、障害者雇用も重要な観点です。障害者を雇用し、活躍してほしいと思って雇用しても、入社後にミスマッチが起きる場合があります。これは、一律的な質問で面接をしているためだと私は考えています。障害種別、特性は、一人ひとり異なるものであり、面接はそれぞれに合わせてカスタマイズすべきものです。
ミスマッチが続くと組織が疲弊し、障害者を受け入れることに対して後ろ向きになり、採用活動が難しくなっていきます。そのようなことは、企業、そして社会が目指す方向とは逆行するものです。
この講演では、私が過去3000名以上の障害者雇用・採用に携わった経験から、実践で使える質問項目、面接ポイントをお伝えしますので、貴社の障害者雇用 およびDE&Iな組織づくりの一助となる内容になっています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
障害種別、また疾病別での面接項目のポイントをお伝えします。過去、300社/3000名以上 の企業の障害者雇用をサポートしてきた経験から、障害者採用時の面接ポイントのエッセンスをぎゅっと詰め込んだものです。市販の書籍などでは得られない現場の経験を余すことなくお伝えします。皆さまの障害者採用で「明日からすぐに使える障害者採用/面接ポイント」となっています。
・なぜその質問をするべきなのか
・回答に対しどのようなポイントを抑えるべきなのか
・配慮すべきポイント
などを講演内でお伝えします。
初めて障害者採用を行う企業さまには、面接で確認するべきポイントを知る機会となります。
すでに障害者採用を行っている企業さまでは、自社の面接を振り返り今後の障害者面接のブラッシュアップができる機会となっています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
障害者雇用におけるミスマッチの影響は大きいです。
企業側にとっては「障害者雇用は難しい」など、DE&Iな組織づくりに大きな障壁となる「誤解」を生みます。
また、障害者にとっても「もう働けないのではないか」「社会参加できないのではないか」「どうやって生きていこうか……」と人生に大きな「躓き」を生んでしまうことになります。
そのミスマッチを防ぐには、企業側が正しく質問し判断することが重要です。
では正しく質問し、判断するにはどうしたらいいのか。そのヒントをお届けいたします。
貴社、そして障害者の未来のために、是非「ミスマッチ防止のヒント」をお持ち帰りください。
- 吉田 瑛史氏(よしだ えいじ)
- 株式会社スタートライン マーケティングディビジョン マーケティングユニット マネジャー
- 企業の障害者雇用支援や障害者の就職・転職支援、特例子会社人事、障害者雇用の業務開発・マネジメント・農福連携などを経験。現在はスタートラインにて、障害者雇用のコンテンツ制作やセミナー講師などに従事。これまで300社、3000名以上の障害者雇用に携わる。
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