講演者インタビュー
ビジョンの策定からOKR導入まで~TBSグロウディアが実践する「未来志向とユーモア」の組織開発とは?
株式会社アジャイルHR 代表取締役社長
松丘 啓司氏
事業内容も文化も違う7社が合併して設立されたTBSグロウディア。半年がかりで独自に取り組んだパーパス・ビジョン・バリューの策定と、その浸透プロセスの実態は? さらにビジョン実現のために導入したOKRのメリットや今後の課題、またバリューに謳う「未来志向とユーモア」の実践としての独自の組織開発の取り組みとその成果を、TBSホールディングスのグループ会社としての視点も交えながら、可能な限りお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
TBSグロウディアは、事業内容も文化も違う7社が2019年4月に合併してできた会社です。
既存の会社の合併と新しい会社づくりという両方の命題を負った同社では、以下のようなさまざまな組織課題に対応してきました。
・会社がどこを目指しているのか、社員の方向性を合わせたい
・旧社の壁を越えて横のつながりを強化したい
・社員から自発的に提案が上がってくる風土をつくりたい
・既存事業の深化と新規事業の探索を両立する「両利きの経営」を実現したい
これらの課題は業種・業態は異なっても多くの会社に共通することと思われます。TBSグロウディアがどのように課題を解決してきたのか解説します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
組織課題は理解されていても、解決に向かっていかないという企業も多いのではないでしょうか。問題はいかにスピード感をもって改革することができるかにあると思います。
TBSグロウディアでは、パーパス・ビジョン・バリュー、OKR、1on1、360度フィードバックといった新しいマネジメント手法を、一貫性を持って導入すると同時に、読書会や「OITアワード」といったユニークなアプローチもうまく組み合わせて組織づくりを行ってきました。
組織開発の専任部署として「組織開発部」を設置し、外部の専門家のノウハウもうまく採り入れながら企画推進を行っています。
同社のバリューにある「未来志向とユーモア」という精神に則って、笑いと感動を大切にした改革の実践談から多くの気づきが得られるものと思います。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
通常の固いセミナーの雰囲気ではなく、トークショーのような楽しい時間にしたいと考えています。笑いと気づきをたくさん盛り込むための企画を練っていますので、ご期待ください。
- 松丘 啓司氏(まつおか けいじ)
- 株式会社アジャイルHR 代表取締役社長
- 『人事評価はもういらない』『1on1マネジメント』等の著者。アクセンチュア時代に人材・組織コンサルティング部門の立ち上げに参加してから、早いもので30年間、ヒトと組織をテーマに仕事をしている。2018年に株式会社アジャイルHRを設立と同時に現職。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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