講演者インタビュー
なぜ、次世代の経営人材が育たないのか?
~視点や思考の変革ポイントを大手人事部長と事例からひもとく~
イノベーションアソシエイツ株式会社 代表取締役
脇 經郎氏
VUCA時代やコロナ禍において環境が激しく変わる中、次世代の経営人材へ期待が高まっています。とはいえ、候補となる管理職や次世代リーダーが、能力を発揮できていないケースは多々あります。一番の理由は「視点や思考が変わりにくい」ことであり、解決のキーワードは「縦横を意識した育成デザイン」と「成人発達理論を踏まえた実践」です。本講演ではこれらを解説したのち、上場企業の人事部長に実例もお話しいただきます。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
自社の管理職や次世代リーダーのパフォーマンスに満足していますか。「十分に能力を発揮できていない、今一つパッとしない」と感じられている人事担当者にオススメの講演です。
VUCA時代や、コロナ禍においてビジネス環境も激しく変わる中、管理職や次世代リーダーへの期待が高まっているのに対して、その期待に十分に応えられていない状況が多く見られます。その一因として、個人や組織の成功体験や責任感の強さが影響していることが考えられます。
本講演では、管理職や次世代リーダーの能力が発揮できない理由と解決のためのヒントを具体的に解説します。
● 管理職や次世代リーダーが育たない・変われない理由とは何か?
● これからの管理職・次世代リーダーに求められる要素とは何か?
● 効率的な人材育成を行う具体的な手法とは?
● お客様からの具体的な事例と評判
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演でお伝えしたいポイントは大きく三つあります。
一つ目は「個人だけでなく横や、縦を意識した人材育成デザイン手法」です。具体的には、マインドと環境の問題を明らかにする。人間的な豊かさといった垂直型の成長を設計する。施策(点)で完結させず面で捉える。これらポイントを押さえ対話と議論を通して設計します。
二つ目は「アカデミックな観点や科学的アプローチを踏まえた実践」です。弊社では、行動科学や成人発達理論、認知心理学などの観点を取り入れ、実践行動をサポートしています。効果的なアプローチの論拠をお伝えします。
三つ目は、「顧客の部長をお招きし、リアルな事例や意見」をお伝えできることです。机上の空論ではなく、リアルなお悩み、解決方法の立案、実際の変化、効果、今後に向けてなど、
実例を交えてひもとくことで、具体的なイメージをお届けいたします。
以上のポイントをもとに、今後組織の経営を担う、管理職や次世代リーダーが育たない一因(理由)をひもとき、具体的な解決策について、育成と環境に対するベストプラクティスをご提案いたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
管理職や次世代リーダーの育成は一筋縄ではいきません。なぜなら、彼ら・彼女らはこれまでの成功体験の積み重ねにより視点や思考が「変わりにくい」環境にあり、加えて、職場での影響範囲が非常に大きいからです。このような、管理職や次世代リーダーが、なかなか変わらない実態にメスを入れるには、本講演を聴いてくださる皆さまに自社の実態と照らし合わせながら聴いていただかなければなりません。
私たちは、これからの経営を担う層が変わることで、現場で小さな変革が起こり、組織の文化が変わる場面を見てきました。それらの実績をもとにお伝えしますので、貴社の課題解決のヒントをぜひお持ち帰りください。
- 脇 經郎氏(わき たてお)
- イノベーションアソシエイツ株式会社 代表取締役
- 大学卒業後、大手ゼネコン会社入社。その後、ITベンチャーのスタートアップへの参画を経て、2003年にイノベーションアソシエイツ株式会社を設立、同社、共同代表取締役に就任。現在、自らも自己革新力を高めるチーム開発、リーダー シップ開発、経営品質向上プログラムを通した現場変革に取り組む。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
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