講演者インタビュー
「人的資本の情報開示」を活用した企業改革のすすめ方
株式会社フィールドマネージメント・ヒューマンリソース 執行役員
山田 博之氏
今、注目を集めている人的資本経営を進めるには「人的資本の情報開示」が重要です。これを進める事で、人材の価値を最大限引き出し、企業価値の向上を目指せます。また、今後の政府方針の策定などで、一部の上場企業だけではなく、多くの企業が取り組むようになると推測されます。本講演では、人的資本開示を単なる義務として取り組むのではなく、どのように企業改革へとつなげていけば良いのか、事例を交えて解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
近年「人的資本経営」の考え方については、多くの解説がなされ、その内容や重要性については理解・浸透されつつあると思います。
一方で、これを進めるにあたり重要な取り組みとなる「人的資本の情報開示」については、どのような項目を開示していく必要があるのかは明確になりつつあるものの、どのように取り組んでいけばいいのか、また単なる義務として対応するのではなくどのように活かせばいいのかは、これから多くの企業において課題になると考えます。
「人的資本経営」への取り組みを具体的にどのように進めていけばいいのか、人的資本の情報開示を通してどのように企業改革へとつなげていけばいいのか、といった課題を抱えていらっしゃる方にぜひ聞いていただきたい講演です。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演では、「人的資本経営」についての基本的な考え方を確認した上で、行うにあたって重要な取り組みとなる人的資本の情報開示について、単なる義務としての対応ではなく、企業改革へとつなげるための進め方を解説します。
具体的には、下記アジェンダで講演を進めて行く予定です。
◆経営戦略と連動した人事戦略の策定方法
◆人的資本の情報開示のメリットと手順
◆主要な情報開示事項の解説と取り組み施策
人的資本の情報開示は上場企業などの一部企業が取り組むものだと思われている方もいらっしゃいます。しかし、人材の価値を最大限に引き出し企業価値向上につなげることは労働人口が減少する中でどの企業にも求められることです。
また、その実態の見える化やそれを踏まえた戦略的な施策の立案・実行は、これまでブラックボックス化されていた人事領域の取り組み・成果を検証する有益な手段になるものと考えます。それを具体化するための手法を事例も交えて分かりやすくお伝えします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
私たちフィールドマネージメント・ヒューマンリソースは、戦略コンサルティング×組織人事コンサルティングをコンセプトに、これまで多くの企業の経営戦略と人事戦略、人事施策をつなげる取り組みを行ってきました。
「人的資本経営」の潮流はこれまで私たちが行ってきた活動に即したものであると考えます。本講演が人事機能の戦略参謀としての機能強化につながる一助となるように、またアカデミックな内容に終始せず、実践につながるシンプルで分かりやすいものにできるように努めます。
当日は、質疑応答の時間を設けますので、皆さまと対話できることも楽しみにしております。
- 山田 博之氏(やまだ ひろゆき)
- 株式会社フィールドマネージメント・ヒューマンリソース 執行役員
- 事業会社を経て国内系コンサルティング会社に入社、人事戦略策定・制度改革などの人事系プロジェクトに従事。在籍中、年間契約額NO.1を2年連続受賞。その後、事業会社に移り人事企画担当として組織改革を実行。弊社に参画後、再び人事コンサルタントとして活動中。著書『図解でわかる!戦略的人事制度のつくりかた』。
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