講演者インタビュー
これからの企業の持続的成長を支える「セキュアベース・マネジメント」を徹底解説
株式会社ソシオテック研究所 常務取締役執行役員
西野 浩子氏
「セキュアベース・マネジメント」とは、マネジャーがメンバーの安全基地(セキュアベース)となることで、メンバーの可能性を開くというマネジメント論の一つです。心理的安全性やエンゲージメントとも関連しています。「セキュアベース・マネジメント」を実現するためには、人財の多様性の活用・挑戦を促す職場作り・自律的キャリア促進の3つが特に重要です。本講演では、実践事例を踏まえながらその手法についてお話しします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
本講演は、企業を取り巻く環境が大きく変化し、企業価値創造の重点が「有形資産」から「無形資産」、「人的資源・管理」から「人的資本」という考え方に移行している今、これから必要となる「マネジメント」のあり方を組織内に取り入れて行こうとされている方を対象としています。人事や人材開発部門で、以下のような課題をお持ちの方にぜひお聴きいただきたいと思います。
・前例や過去の成功事例の踏襲から脱却し、真に事業貢献につながる人材育成に取り組みたい。
・心理的安全性を担保し、人材の能力や持ち味を最大限に引き出したい。
・人材の多様性を引き出して活かし、挑戦を促す職場作りとマネジメントのあり方を知りたい。
・人材育成手法について企業の実践事例が知りたい。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
株式会社ソシオテック研究所は30年以上にわたり、大手企業を中心に、人材領域に関する経営課題のコンサルティングを行って参りました。
具体的には、企業ごとにカスタマイズした教育プログラムやアセスメント、ウェブソリューションの提供を行い、それぞれの企業れが抱える人事課題に対して、日々向き合い、ご支援しています。
多くの企業をご支援する中で明確なのは、「人財」に対する考え方、付随する「育成手法」が大きく変化していることです。
その変化の先に見える、企業の持続的成長・企業価値創造の大きな鍵を握るのは、人財の多様性を引き出し活かし、挑戦を促すマネジメントであると考えます。
本講演では、「セキュアベース・マネジメント」を軸として、これからのマネジャーにはどのような能力が必要なのか、その能力身に付けるためにはどのような手法があるのかを、弊社がご支援している大手企業の最新事例を交えながら、徹底解説いたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
たいへん多く話題に上る「人的資本」ですが、企業価値を向上させるマネジメントのあり方や、具体的な人材育成手法について、日々模索されていることと存じます。
本講演では、「セキュアベース・マネジメント」を切り口として、これからの時代に、そのようなマネジメントが必要とされる背景や理由、業績に貢献するリーダー像や人材開発の上でのソリューションなどを、できる限り具体的にお伝えできればと思います。
本講演が、日々、経営課題、人事課題の解決にご尽力されている皆さまのご参考になれば幸いです。
- 西野 浩子氏(にしの ひろこ)
- 株式会社ソシオテック研究所 常務取締役執行役員
- 立正大学文学博士課程修了。民間のシンクタンクにて、マーケティングリサーチ業務に従事。1997年から株式会社ソシオテック研究所に参画。ソシオテック研究所ではアセスメント事業の責任者として、これまで評価した人数はのべ1万人を越え、的確な評価眼と受講者に刺さる鋭いフィードバックを強みとする。
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