SOMPOホールディングス株式会社 人事部 特命部長
加藤 素樹氏
グローバルベースの経営を牽引できる人材育成を積極的に行うSOMPOホールディングス。今回は、新中期経営計画における目指す人材集団の姿、それに基づいた経営人材育成体系とその取組内容について、現在の形へと進化してきた背景も含め、同社の人事部部長にお話しいただきます。また、日本人のグローバル化促進の一環として新たに導入した研修内容を、研修担当者も交え、ご紹介します。(協賛/株式会社ビジネス・ブレークスルー)
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
SOMPOグループは、損害保険を起点に、生命保険、介護、デジタル、ヘルスケアと事業領域を拡大しており、28ヵ国に渡り展開するグローバルなグループです。深刻化する社会課題に対峙していくため、今年度から開始した新中期経営計画では「“安心・安全・健康のテーマパーク”により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会を実現する」ことをSOMPOのパーパスとして掲げています。
本講演では、経営のグローバル化やパーパスが求められる環境下において、当社が目指す人材集団へとトランスフォームしていく中、取り組んでいる経営人材育成についてお話します。
特に、以下のようなお悩みをお持ちの方にぜひお越しいただきたいです。
・経営ビジョンや後継者計画と連動した経営人材育成に課題を感じている
・日本人のグローバル化促進に課題を感じている
・オンラインをうまく取り入れたグローバル人材研修事例を聞きたい
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
SOMPOグループの将来の経営をグローバルベースでリードできる人材を育成するため、これまでさまざまな取り組みを行ってきました。2012年には、世界有数のビジネススクールであるシンガポール国立大学ビジネススクールと提携した「SOMPO GLOBAL UNIVERSITY」を設立し、国籍を問わず、知識と経験、そして幅広い視野を持ったグローバル人材を輩出してきました。
今年度からスタートした新中期経営計画で定めたSOMPOのパーパスや目指す人材集団の姿を踏まえ、経営人材育成体系の見直しを行いました。これまであった3層のコア・プログラムについて目的の明確化と全体最適化に向けた内容の見直しです。
また、海外事業拡大などにより経営のグローバル化が加速する中で、日本人の若手グローバル人材の裾野拡大が喫緊の課題となっており、将来の経営リーダーとなる候補者の育成を若いうちから育成する取組を強化するための新たなプログラムを立ち上げました。
本講演では、SOMPOのパーパスや働き方改革による人材集団のトランスフォーメーションとともに、新しい経営人材育成体系のコンセプトと各プログラムについて、現在の体系に至るまでの経緯や背景も含めてお話しする予定です。講演後半では、今回新たに導入したユニークな若手人材育成プログラムについて、実際の受講者の声など交えて、詳しく取り上げます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当社では、これまで約10年以上の間、グループ内の日本人・外国人が参加するグローバル経営人材育成に特化したプログラムを運営してきました。私自身が海外で実際に現場を経験した後、約5年間、人事部にて直接運営に携わってきています。
特に日本人のグローバル化促進に関して、これまでさまざまな課題にぶち当たり、悩み続けてきました。世界で伍して戦える日本企業をつくること、そのための強い日本人を育てるには何が必要なのか。
まだまだ道半ばではございますが、皆さまとのディスカッションを通じて、単なる英語力だけではない、グローバル経営人材育成のポイントについて、私どもなりに悩んできた生の話をご披露したいと思います。
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