株式会社ラーニングエージェンシー 人材・組織開発コンサルティング本部 ジェネラルマネージャー
根本 博之氏
会社の将来を担うことを期待される新卒社員。しかし入社後2~3年経つと、「将来が見えない」「自分にこの仕事は向いていない」などのネガティブな感情を抱き、意欲の低下や早期離職につながっていないでしょうか。なぜ若手社員のモチベーションが低下してしまうのか? 本講演では、この問いを「キャリアデザイン」の観点から解き明かし、解決方法をお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
新人・若手社員のリテンションにお悩みの経営者、人材育成担当・責任者の皆さまにご参加いただきたい内容です。
新人・若手の育成について、課題のない企業はないと思いますが、昨今は特に早期離職やモチベーション低下に関するご相談の割合が増えていると感じています。
例えば、皆さまの会社では以下のようなお悩みをお持ちではないでしょうか?
・『将来像が描けない』『自分にこの仕事は向いていない』といった漠然とした理由で若手社員が転職してしまう
・自身の仕事に意義を見出せず、モチベーションが下がっている
・目の前の仕事をこなすだけで、キャリアアップ・スキルアップに向けた前向きな行動が見られない
以前からくすぶっていた上記のような問題が、コロナ禍を経て一気に表面化してきましたが、対応に苦慮されている方々も多いのではないでしょうか。今回は「キャリア」の観点から、この問題の解決策をご提示できればと思います。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
ここ数年、中堅~大企業を先駆けとして「キャリア自律」を唱える企業が増えてきています。明確に方針を打ち出していなくとも、「自らキャリアに興味関心を持ち、仕事の意味を見出し、自発的にキャリア開発を行ってほしい」とお考えの経営者・人事の方は多いのではないでしょうか。
自身のキャリアを考える軸として、例えば「Will・Can・Must」のフレームワークがありますが、自身のできること・やりたいことを明確に把握している新人・若手社員はごく稀です。自身の軸が明確になっていたとしても、会社でできること(=キャリアパス)も理解した上で将来像を描くこは、さらに困難です。このあたりに、先にお話したような離職・モチベーション低下問題の原因が潜んでいます。ここをどのようにすり合わせていくか。本講演からぜひヒントを持ち帰っていただければと思います。
また、当社では毎年「新入社員のキャリアに対する意識調査」を実施しています。その結果を踏まえて「今の新人・若手世代の本音」もお届けできればと思っています。今年も4,500名以上の新入社員に回答していただいたのですが、将来のキャリア像が不明確な方が増えていたり、「キャリアについて上司に相談したい」という方が増えていたりと、傾向が見えてきています。
ぜひ本講演を通じて、自社の新人・若手世代についても理解を深めていただければ幸いです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
私たちは、人材開発・組織開発の領域において13,000社以上のお客さまをご支援してきました。その中で培ってきたノウハウや、事例などの知見を最大限活用して、今回は皆さまの会社の新人・若手育成を前に進めるためのお話をしたいと考えています。
また、チャットを通じて皆さまのお悩み・ご質問もぜひお寄せください。新人・若手社員の育成は、会社の将来をつくる非常に重要なテーマです。悩みを共有しながら、一緒に解決の糸口を探りましょう。
当日お会いできることを心より楽しみにしております。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。