人・組織の課題解決策を体系的に学ぶ、日本最大のHRイベント

日本の人事部「HRカンファレンス2021-秋-」 
2021年11月16(火)・17日(水)・18日(木)・19日(金)・25日(木)・26日(金)開催 [主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会 [後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2021-秋-」トップ 講演者インタビュー 小仁 聡氏(ユームテクノロジージャパン株式会社 ビジネスプロデューサー)インタビュー

講演者インタビュー一覧

成果につながる学びのデザイン
「ブレンディッド・ラーニング」成功のポイント

小仁 聡氏 photo

ユームテクノロジージャパン株式会社 ビジネスプロデューサー

小仁 聡氏

企業の生産性を高めるためには、「時間・コスト・人員(材料)」を下げる、「業績・成果」を高める、の2つのアプローチがあります。「効率化」には限界がありますが、「学び」による業績・成果の向上は無限大です。本講演では、複数の手法を組み合わせ、それぞれの特性を効果的にブレンドすることによって成果を最大化する、学びのデザインについて具体的な事例を交えご紹介いたします。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

今回のセミナーは、次の二つの課題を持つ方向けの内容になっています。
一つ目は、「成果に結びつく学習デザインを提供したい」。二つ目は、「テクノロジーを活用してこれまで実現できなかった効果的な学びを提供できるようになりたい」。

この二つを最小限の労力でコストを下げながら、効率よく実施したいと本気で思われている方に、特にお役に立つ内容になっています。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

本講演では、成果につながるブレンド型学習(Blended Learning)デザインの土台となる「TPACK」という概念について、事例を交えながらご説明いたします。TPACKとは、「テクノロジー」「コンテンツ」「教育学」の三つを組み合わせた学習理論のことになります。

効果的な研修は、テクノロジーを導入するだけでは実現することができません。 コンテンツ(教育内容)や教育学(教育方法)がしっかりとしていないものをテクノロジー化すると、逆に悪い結果を導くことになります。皆さまも経験があるかもしれませんが、集合型研修での講義をそのままオンライン会議システムに置き換えても、受講生を疲弊させるだけで学習効果はなかなか高まりません。

本当の意味での「デジタルトランスフォーメーション」の実現は、単なるオンラインへの置き換えではなく、全く新しい学習体験を提供できるものでなくてはいけません。そのためには、TPACKで言うところの「コンテンツ」(オンラインならではの教育内容の作り方)と「教育学」(テクノロジーを活用した教育方法のデザイン)の二つをしっかりと学ぶ必要があります。これらは、これまでにない新しい学習フォーマットです。

本講演が新しい時代の学び方に足を踏み入れるきっかけとなれば幸いです。

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

新しい時代の学び方を創っていこうと試行錯誤されている方に、多くご参加いただけると嬉しいです。ブレンディッド・ラーニングに関する基本概念を冒頭でしっかりとご説明した後は、基本的に参加者同士の対話形式で進めていく予定です。必ず何かしらのヒントを持ち帰られるようにしたいと思います。多くの方のご参加をお待ちしております。

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講演者プロフィール
小仁 聡氏(こに さとし)
ユームテクノロジージャパン株式会社 ビジネスプロデューサー
上智大学非常勤講師、日本フューチャーラーナーズ協会理事。(株)ファーストキャリア、(株)セルムを経てラーニングシフト設立後、ユームテクノロジージャパン初期メンバーとして参画。HRテクノロジーを活用した学習の事業開発に従事。著書『ブレンディッドラーニング-新リモート時代の人材育成学』(フローラル出版)

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