株式会社アドバンテッジ リスク マネジメント 市場開発本部 本部長
藤原 靖氏
従業員のウェルビーイング向上が注目されています。個人や組織のパフォーマンス向上、ひいては人材の定着など企業価値を高めることに繋がるからです。その実現のために従業員の心身の状態やエンゲージメント等、様々な人事情報のデータ活用が求められています。本講演では各種サーベイの統合によるコスト削減や集約データの活用、解決策のレコメンド・効果測定まで実現するDX活用法を紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
従業員のウェルビーイング向上は、個人や組織のパフォーマンス向上、ひいては人材の定着など企業価値を高めることにつながります。エンゲージメント状態など、さまざまな人事データを集約・可視化し、HR領域でのDX(デジタルトランスフォーメーション)推進に取り組まれている企業も多いのではないでしょうか。
人事データが業務別にシステムが分かれている場合、バラバラに管理されているデータの集約とその活用は大きな課題です。さらにDXツールを導入後、抽出課題を改善する肝心のアクションをどう具体的に進めればよいかわからない、という声も聞かれます。
本講演では、このような問題に焦点を当てた当社の「ウェルビーイングプラットフォーム」をご紹介します。ウェルビーイング向上において重要な要素である、エンゲージメント向上・メンタルヘルスケアなどの人事課題の解決に向けて、どうDXを活用すべきかに悩まれている企業人事部門の方におすすめです。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
ウェルビーイングプラットフォームにより実現できることをお伝えします。
ウェルビーイング向上を目指すことは、エンゲージメント向上・健康経営・働き方改革など多くの人事課題解決につながります。解決に向けてさまざまなアプローチ方法がありますが、施策検討にあたり「人事データ活用」がカギとなります。人事データを活用し、効率的にやるべきことを絞ることで各施策が連動しあい、成果の最大化が期待されます。各施策が部分最適にならないよう、データを掛け合わせて優先すべき課題を特定し、全体最適につなげることが重要です。
本講演では、ウェルビーイングの構成要素の一つである「エンゲージメント」にフォーカスします。エンゲージメントが高い状態は「健康であること」と相互作用があります。従業員サーベイなど を通じてエンゲージメント状態を把握している企業 は近年増えていますが、エンゲージメントを高める要素は捉えられているでしょうか。上司や職場環境だけに議論がフォーカスしがちですが、個人の資源や健康状態など広く課題を捉えて施策を検討する必要があります。例えば、エンゲージメントの高い人の生活習慣・健康診断の結果・労働時間などを掛け合わせて分析することで、各種組織・個人ごとにどのような対策が必要か、示唆を得ることができます。
データから得られた情報をもとに、どう具体的な打ち手につなげられるのか、本編にて触れていきます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当社のウェルビーイングプラットフォームは、「個人のウェルビーイング」と「組織の生産性向上」を同時に実現し、従業員と企業がWin-Winの関係になることを目的としています。
DX推進が叫ばれる中で人事データの集約・見える化にお取り組みの企業も多いと思いますが、一方で膨大なコストと労力をかけて集めたデータの活用に悩まれている企業の声もよくうかがいます。
HR領域のソリューションプロバイダーとしての実績や経験から、集約・見える化にとどまらず、解決策の提示・実施、効果測定まで、PDCAサイクル全体のご支援が必要だと強く感じています。当社プラットフォームがHRDXの一つのあり方としてご参考になれば幸いです。
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