株式会社VSN 執行役員 Consulting事業本部 本部長
塩田 ゆり子氏
全社員が同じ目標に向かい、高いモチベーションで働いてくれることを願い、経営理念・ビジョンを掲げている企業は多いです。一方で、経営と現場の社員との間にギャップがあることも少なくありません。本講演では当社がビジョン型経営を取り入れた実体験をもとに、経営と従業員が一体となりビジョンを実現するために人事部門がどのような戦略を考え、実践してきたかをお話しします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
変化の激しい現代では、答えのない問題に取り組まなければなりません。そのような中で、重要になってくるのが、「自社が存在する価値、意義とは何か?」や「それを実現するためにやらなければならないことは何か?」などを表すビジョンを明確にし、全社員に理解してもらことです。
ビジョンの実現に向けて実際に動くのは「ヒト=社員」です。
このヒトの側面から会社をつくり上げていく人事部門の役割について、課題をお持ちの方向けの講演となります。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
人材派遣会社と聞くと、多くの方は人的リソースの提供会社をイメージされると思います。
一方で、「自衛隊を海外に派遣する」「救援部隊を派遣する」といえば、必要とされているところに使命をもって赴くこととされています。私たちは、この言葉の意味から、「労働者派遣事業として、共に働く仲間が使命感ある業務に従事する=お客さまの事業成長に貢献することである」とし、ビジョンを策定、その実現に向けて一つずつ取り組んできました。
リーマンショックによる大打撃を経て、2010年に経営陣を刷新し、ビジョン型経営を取り入れたことで、経営だけでなく全社員が一枚岩となり、事業を立て直したストーリーを全てお見せします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
人事部門は、経営・会社・社員を支える大切な基礎・土台です。
経営ビジョンや中期経営計画を実現するために、人事部門として何をしなければならないのかを戦略的に考え、それぞれの施策を勇気を持って進めてきた当社のストーリーをお伝えできればと思います。
戦略を実現するときには、練り上げた戦略が、「社員を本当に幸せにできるのか?」という葛藤も多くありました。そのような実体験も交えながらお話させていただきますので、ぜひご参加ください。
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