株式会社ヒューマンブレークスルー 代表取締役/ESコンサルタントグループ 代表
志田 貴史氏
人的資源の獲得難易度が高くなり、従業員エンゲージメントの維持・向上がこれまで以上に必要不可欠になっています。一方で従業員エンゲージメントの取組みは活発化しているものの、調査結果などのデータを十分に活用できず担当人事が迷走しているケースが多々あります。本講演ではどうすれば効果的に従業員エンゲージメントを向上させる事ができるのか、手段が目的化しないために押さえておくべきポイントや施策を解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
コロナ後は、「人手不足」という経営環境がより一層厳しさを増し、私たちを待ち構えていることが予測されます。また働き方改革においては、従業員一人当たりのパフォーマンスを最大限に引き出しながら、生産性を向上させていくことも急務な課題となっています。
そのためのソリューションとして、これまで以上にES・従業員エンゲージメントを維持・向上させ、自社に愛着を持たせ、貢献意欲の高い組織開発を行っていく必要が高まっています。では、どうやってESやエンゲージメントを高めていけば良いのでしょうか。
まず前半では、多くの企業で導入が進んでいるES調査・エンゲージメントサーベイの落とし穴とその対策。後半では具体的なステップや実際の企業事例を交えたエンゲージメント向上の施策など、これまで14年間ES・エンゲージメントのコンサルティングに従業してきた事例をもとに解説します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
前回の「HRカンファレンス2021春」で行った特別講演で、 参加者の皆さまに投票してもらった結果、80%の企業が、ES 調査・エンゲージメントサーベイがうまくいっていませんでした。従業員エンゲージメントへの取り組みは活発化しているものの、サーベイ段階などいくつかのステップでさまざまな落とし穴に落ち、その後の施策立案で途方に暮れている、経営層または従業員へのフィードバックもどうしていいか分からない、といったご相談が多くの企業から寄せられています。
従業員エンゲージメント向上のためには、具体的なステップや有効な施策がありますが、ステップごとに落とし穴もあります。そこで従業員エンゲージメント向上へと着実に進んでいくために必要な進め方やその際に気をつけるべきポイントは何か。また実際にどのような施策が有効なのかなど、当社のES・エンゲージトコンサルティングで検証されたノウハウを、企業事例をもとに解説します。
講演のポイントは二つあります。一つ目は、ES・エンゲージトのサーベイにある落とし穴と、落とし穴に落ちない対策。二つ目は施策です。当社のコンサルティング事例で、ES・エンゲージメントの向上に成功し、離職率1%という定着率をキープしている会社や経常利益率10%台という高生産性の企業事例などを具体的に解説します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当社は創業から14年間、従業員が自社に愛着と貢献意欲を持ち、組織への信頼残高を高めていく、ES(従業員満足)・エンゲージメントのコンサルティングに専門特化してきました。
当社がES・エンゲージメントのコンサルティングを実施した企業には、ES・エンゲージメント指数を向上させ、離職率1%という高い人材定着を実現した企業や、経常利益率が10%台という高利益体質の企業があります。
ES・エンゲージメントを向上させるためには、踏むべき具体的なステップと落ちてはいけない落とし穴があります。ES・エンゲージメントの失敗事例と成功事例の両面から、向上のための具体的なヒントを持ち帰り、お役立てください。
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