NECソリューションイノベータ株式会社 人財企画部長
上浜 敏基氏
リモートワークが中心となり、チームコミュニケーションの効率・効果性に関する悩みをよく伺います。本講演では4年を超える働き方改革の実践事例と共に、リモート環境下で顕在化しやすいコミュニケーション課題解決の基盤として、1on1施策の活用法を伝えます。約13,000人のほぼ全社員が毎月実施している実際の1on1情報を紐解くことで「活きた」繋ぎ方を紹介いたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
ニューノーマルの環境下において、急激に広まったリモートワーク。自宅や外出先など、どこでも働けることもあり、柔軟な働き方を生み出すきっかけとなっていますが、一方で下記のように、オフィスで一律に働いていた頃とは異なるコミュニケーションに起因する各種課題も多く出てきています。
・近くで話が出来ないことによるコミュニケーションロス
・上司から部下の様子が見えないことによるマネジメントの難しさ
・生産性が下がることによる労働時間の増加、健康への影響
本講演では、特にリモートワークにおけるコミュニケーションの取り方、チームマネジメントに課題を感じていらっしゃる皆さまに向けて、当社のリモート環境下における働き方改革・コミュニケーション改革に関する取り組みをご紹介いたし ます。ぜひご参加ください!
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
本講演においては、リモート環境下で成果を出すことが求められる現況において、コミュニケーションに関する課題に当社がどう取り組んでいるのかをご紹介します。主に以下のポイントにご注目ください。
1.13,000人でも97%が必ず毎月実施!「コミュニケーション1on1」
当社では、2020年度より月に1回、全社員を対象に、上司と部下が日常業務でのやりとり以外の対話の機会をもつ「コミュニケーション1on1」を実施しています。実施率は97%を維持し、実施後は 90%以上の社員が「やってよかった」 85%以上の社員が「気分は晴れている」と回答しており、コミュニケーション強化に確実につながっています。実施にあたって工夫している点、課題点、今後の展望をお伝えしますので、 1on1導入を検討されている皆さまの参考になれば幸いです。
2.社内有志の取組を全社展開!「働き方の見える化」推進
当社では全社員がリモートワークできるよう環境を整備してきました。また、リモートワークにおいて上司からよく聞く「部下の顔色が見えない、チームマネジメントがしづらい」という課題に向き合うために、社内有志のチームで働き方の見える化を徹底的に行い 、「時間の適正化」「関係の適正化」「生産性の向上」につなげられるよう取り組んできました。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
COVID-19をきっかけに働き方、コミュニケーションの取り方が大きく変わりましたが、共に働くメンバーとのコミュニケーションの重要性ということに関して変わりはありません。 現場の声を生かして作り上げてきた新しい働き方・コミュニケーションの取り方を具体的にご紹介することで、 皆さまの企業における業務の生産性向上、社員の方のエンゲージメント向上に少しでもお役に立てれば幸いです。
特にコミュニケーション1on1の徹底した取り組みに関しては、 参考になる部分が多くあると自負しております。 皆さまのご参加をお待ちしております。
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