株式会社ビジネス・ブレークスルー 常務執行役員/ビジネス・ブレークスルー大学大学院 教授
政元 竜彦氏
従来の延長線ではない新しい方向性を打ち出すには、経営幹部層や管理職層の【構想力】を強化する必要があります。しかし、自社、自業界のことだけを考えていたのでは、新たな構想を生み出すことはできません。本講演では、経営人材候補を1,000人以上育成してきた講座責任者が、経営管理層がいかに世の中の動向にアンテナを張り、ゼロからイチを生み出す構想力を身につけるかを解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
従来のビジネスが成熟しており、成長のために新たな方向性を見出す必要のある企業の人材育成ご担当者が対象です。
さまざまな業界で、既存のビジネスを凌駕するディスラプター(破壊的企業)が台頭するなか、前例を踏襲するだけで企業が生き残るのは厳しい状況です。一方で、現在の経営幹部候補は、それまでのビジネスで成果をあげてきた人材が大半なのではないでしょうか。経験は大事ですが、前例を踏襲したり、自社・自業界だけを前提にビジネスを考えたりするだけでは、新たな方向性を見いだすことはできません。
AIIやロボットが本格的に社会・産業・生活に普及しはじめている現在。ゼロから【構想】して今までとは違う新しい方向を打ち出す「次世代経営者」の育成、それも「次世代経営者“層”」として育成し、個性と意欲ある「出る杭」を見つけ出す・創出していくことが、企業にとって重要な課題であると考えます。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
戦略や計画立案の知識やスキルを学ぶ研修は世の中に数多くあります。しかし、その上位概念である【構想力】を鍛える研修は世の中にはほとんど存在しません。
【構想力】は、経営コンサルタントで当社創業者の大前研一が20年以上前に発表した『The Invisible Continent(見えない大陸)』でその必要性を説いており、同書は世界中にセンセーションを巻き起こしました。
イマジネーションやインスピレーションに基づく「⾒えないものを⾒る⼒」が【構想力】です。
本講演では経営人材候補を1,000人以上育成してきた講座責任者が、この【構想力】について以下の観点で解説します。
・後天的に鍛えられるものなのか
・どのように鍛え得るのか
・その方法は自社の経営幹部候補生にも活用可能なのかなど
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
これまで経営幹部候補生向けの研修であまり取り扱われることのなかった【構想力】は、現在のビジネス環境下において最も求められる能力でもあります。
これまでの延長線ではない成長を志向し、新しい未来を生み出す企業の人材育成担当者にぜひお聞きいただきたいです。
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