株式会社チェンジウェーブ 執行役員 変革ソリューション事業部
鈴木 富貴氏
ダイバーシティ&インクルージョン推進で企業がぶつかる壁、推進担当者のジレンマをよく知る講師が、改めてD&I全体の構造を説明し、成功へのポイントを株式会社熊谷組の黒嶋様と共にお伝えします。特に、D&I推進に効果的と近年注目を集めている「アンコンシャス・バイアス」について、独自に集めた現場のデータを用いて、組織が自然に取組み、浸透まで到達できる方法や事例を紹介いたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
ダイバーシティ推進のグランドデザインをどう描くのか、何から進めたら効果的なのかなどを検討されている方に向けた講演にしたいと考えています。
多くの企業でダイバーシティ推進の重要性は理解されていても、「具体的な施策やプロセスを描けない」「現場への落とし込みが難しい」という声が挙がるのが現状かと思います。
本講演では、ダイバーシティ推進先進企業のご担当者と共に、効果的な進め方や施策実行にあたって押さえておくべきポイントなどについて、事例を交えてお伝えします。また、ダイバーシティ推進の阻害要因となる「アンコンシャス・バイアス」についても、国内企業25,000人のデータから傾向と対処法をご紹介したいと考えています。
自社に適したダイバーシティ&インクルージョン推進施策を策定、実行されたい方にご参加いただければと思います。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
今年6月、コーポレートガバナンスコードに「企業の中核人材における多様性の確保」が明記されました。ダイバーシティ推進は時代の要請というだけでなく、重要な経営課題として掲げられるようになったと言えます。
しかし、弊社がご相談いただく中では「イメージが先行し、具体的な施策や推進のプロセスが描きにくい」「明確なゴール、成果を説明できない」との声も数多く伺います。
今回の講演では、ダイバーシティ推進を企業内でけん引されてきたご担当者に登壇いただき、その過程と成果についてお話しいただきます。ダイバーシティ推進を「経営インフラ強化戦略」として位置付け、現場の変革をはじめとしたさまざま なアクションの結果、経産省の新・ダイバーシティ経営企業100選に選出され、厚生労働省・えるぼし認定三段階も取得されました。経営指標においても大きな成果を上げられています。
アンコンシャス・バイアスへの対処をはじめ、複合的な施策を講じられた具体的なプロセスとともに、多様な人材を企業の成長につなげるには何が大切なのか、リアルな実態をお話いただきます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
弊社はこれまで、400社以上の企業の変革に伴走してきましたが、ダイバーシティ推進は「総論賛成、各論反対」に陥りやすいテーマでもあり、具体策の決定・効果測定には悩まれることも多いと思います。今回、実際に成果を出された事例をご紹介する中で、実践的なアクションについてイメージをつかんでいただけたら幸いです。
また、さまざまな人事施策があり、各種制度が整っていたとしても、アンコンシャス・バイアスへの対処が遅れていると、思うような成果が出にくくなります。組織でバイアスに取り組む意義、その方法についてもヒントを得ていただけたらと思います。
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