人・組織の課題解決策を体系的に学ぶ、日本最大のHRイベント

日本の人事部「HRカンファレンス2021-秋-」 
2021年11月16(火)・17日(水)・18日(木)・19日(金)・25日(木)・26日(金)開催 [主催]日本の人事部「HRカンファレンス」運営委員会 [後援]厚生労働省

講演者インタビュー

日本の人事部「HRカンファレンス2021-秋-」トップ 講演者インタビュー 谷田部 淳一氏(一般社団法人テレメディーズ 代表理事/福島県立医科大学 腎臓高血圧内科博士 研究員)インタビュー

講演者インタビュー一覧

睡眠・メンタルヘルス・心血管病の関係性
テクノロジーを活用しより良い労働環境へ

谷田部 淳一氏 photo

一般社団法人テレメディーズ 代表理事/福島県立医科大学 腎臓高血圧内科博士 研究員

谷田部 淳一氏

過重労働が引き起こす睡眠不足と、ストレスやうつ病などのメンタル障害は、生活習慣病の中でも特に高血圧症の発症・悪化と密接に関係します。本講演では、心臓病や脳卒中の発症による休職・離職を防ぐために企業が取り組むべきポイントを、産業衛生学的観点から解説します。また、オンライン診療をはじめとしたデジタルヘルスの活用について費用対効果に優れた健康施策の実例をご紹介いたします。

―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?

現在、過重労働とメンタルヘルスが、産業衛生管理の観点から最重要の課題であることは論を待ちません。一方で、心不全や腎不全(血液透析の導入)などの心血管病を引き起こすリスク因子として、高血圧がダントツの1位であることはあまり知られていません。

この高血圧と、過重労働が引き起こす睡眠不足やメンタル障害との間には密接な相互関係があります。労働者に生じうる心血管病の予防において、それぞれの影響を小さくすることは相乗的効果をもたらします。中でも高血圧症は、オンライン診療によって管理されるケースが増えてきています。現在、適切な医療を受けているのは高血圧者全体の4分の 1未満と言われていますが、オンライン診療によれば、通院や待ち時間の負担を減らすとともに、質の高い診断と治療を受けることができます。

高血圧オンライン診療の個人利用から、企業単位での導入例まで、そのメリットとデメリットを分かりやすく説明いたします。

―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。

・過重労働が招く睡眠不足と心血管病の関係とは
・メンタルヘルスと生活習慣病の関連について
・突然死リスクを減らすためにに必要な血圧コントロールと生活習慣病対策
・高血圧を取り巻く医療の現在
・高血圧パラドクスとはなにか?
・従来医療とデジタル医療が変える高血圧診療
・オンライン診療の実践例を詳しく解説
・脳卒中・循環器病対策基本法の理念と企業に求められる健康施策
・高血圧オンライン診療を企業単位で導入し、社員の血圧管理が改善した事例の紹介

―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。

私たちは日本で初めて、高血圧専門のオンライン診療支援事業を始めました。個人向けから始め、20年以上にわたる高血圧分野での研究・診療経験を活かした企業向けサービスを拡充しています。

医療のデジタル化やオンライン診療の普及により、できることが本当に増えてきました。弊社は、プラットフォームを提供するのみではありません。ドクター/スタッフサポートの充実に加え、オンライン診療による遅延なき治療開始まできめ細かく支援しています。

今回の講演では、会社ごとに異なるさまざま なニーズに対応できるようなヒントを数多く盛り込んでいます。講演後は、ご意見・ご質問を積極的にお受けし たいと思います。ぜひ 、ご聴講ください。

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講演者プロフィール
谷田部 淳一氏(やたべ じゅんいち)
一般社団法人テレメディーズ 代表理事/福島県立医科大学 腎臓高血圧内科博士 研究員
1999年 福島県立医科大学卒業、米国バージニア大学留学、福島県立医科大学腎臓高血圧・糖尿病内分泌代謝内科学講座助教、同慢性腎臓病(CKD)病態治療学講座助教を経て、2019年まで東京女子医科大学高血圧・内分泌内科講師。2018年より一般社団法人テレメディーズ代表理事、現職。

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