株式会社アドバンテッジ リスク マネジメント ミドルマーケット開発部長/リソルライフサポート株式会社 取締役
菊田 卓氏
従来の福利厚生制度は余暇やレジャーが中心で、ウィズコロナ時代のいま、本当に投資する価値がある制度なのか見直す企業様の声が増えています。本講演では、企業のウェルビーイング実践を支援してきた当社が、福利厚生制度のあり方をはじめ、いま従業員・企業の双方にメリットのある「健康経営・両立支援・女性活躍」を重視したウェルビーイング支援型福利厚生制度について、考え方をご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
現在貴社が導入している、またはこれから導入を検討している福利厚生制度は、皆さまが福利厚生制度に求める目的・価値を満たす設計になっているでしょうか。またそれは、従業員のエンゲージメントを向上させる制度となり得るでしょうか。
インターネットが広く浸透したことで、消費者向けのお得な通販サイトやクーポンを掲載するサービスが数多く誕生し、今や誰もが手軽に、自らお得なサービスを探して享受できる時代になりました。これに伴い、福利厚生制度の必要性やあり方に対して疑問を持っている企業様の声を多く伺います。
私たちは、従業員が欲する「余暇・レジャー」への補助や割引は残しつつも、企業が重視する「健康経営」や「育児・介護支援」につながるメニューに重点を置くことで、メリハリの利いた「従業員があっと驚く価格を提供でき、利用によってエンゲージメントや仕事の生産性向上につながる福利厚生制度」を実現いたします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
まずは、従来の福利厚生制度で重視されていた「余暇・レジャー」などのメニューから、「健康経営」や「育児・介護支援」などのメニューに予算の比重を寄せることで、企業の投資対効果が大きくなるという点です。従業員の生産性向上はどの企業様でも経営課題として挙げられるかと思いますが、これを解決する一つの策となり得る制度設計の方法についてご紹介します。
次に、従来の福利厚生制度に比べ、従業員が大きなメリットを感じられることもポイントです。上述のように、特定のテーマに重点的に予算を投下することで、よくある数百円引き程度の比ではない価格でのメニュー提供が可能です。企業の課題に沿ったメニューに重点的に予算を投下できるため、企業のメッセージが従業員に伝わりやすく、金額的なメリットも大きくなります。金額メリットが大きければ従業員の利用につながる上、利用した結果、仕事がより円滑に進められるようになれば、従業員のエンゲージメント向上にもつながります。
最後に、福利厚生制度を見直すことで、企業が経営課題として抱える従業員の健康や女性活躍、活躍人材の離職などを幅広く改善していくことができる手段であるということをご理解いただけると幸いです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
現在、皆さまが取り組まれている人材に関するさまざまな課題は「従業員のウェルビーイング向上」という言葉にまとめることができるのではないでしょうか。
ご存じのとおり、従業員のウェルビーイング向上はエンゲージメントを高めることでもあり、結果として生産性向上や離職防止にもつながります。
今回ご紹介する福利厚生制度が、皆さまが直面している課題を解決する一助となることを確信しております。ご参加を心よりお待ちしております。
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