NPO法人クロスフィールズ 共同創業者・代表理事
小沼 大地氏
VUCA時代に活躍できるリーダーは、どのような要素を兼ね備えているのでしょうか。先の予測が難しい今こそ、問いのない答えに向き合いながら自発的に行動していける自律型人材に注目が集まっています。本講演ではSOMPOホールディングスの人事である須藤氏をお招きして、リーダーに求められる3つの要素の変化を元に、自律型人材の必要性とコロナ禍で効果的な育成方法を紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
・ 昨今の社会変化に伴う「新しいリーダー像」を理解したい
・ 具体的なリーダー育成方法を模索している
このような疑問を持つ企業経営者や、人事担当者の方向けの内容となっています。
新型コロナウィルス感染拡大により、社会は大きく変化。それに伴い、必要とされるリーダーの素質も変化しています。私はVUCAの時代に活躍するリーダーとは、「自らの揺るぎない価値観や「軸」を指針として考え、率先して行動できる人(=自律型人材)」だと考えています。そして自律型人材の育成にあたっては、異なる環境に飛び込み、自らの軸を内省する「越境経験」が有効な育成方法の一つだと実感しています。
講演では10年以上にわたるリーダー育成の現場での経験を元に、「VUCA時代に活躍するリーダーに必要な三つの要素」をお伝えすると共に、ウィズコロナの制約下での具体的な育成方法を、実例を交えながらご紹介します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
今回の講演では「VUCAで活躍するリーダーに必要な三つの要素」をテーマに、SOMPOホールディングス株式会社 人事部・課長代理の須藤氏と「自律型人材の必要性とその育成方法」をひもといていきます。
須藤氏は「SOMPO Global University(独自の選抜型グローバル人材育成研修)」をはじめとして、先進的な施策を多数リードされています。講演では は同社でのリーダー育成の実例も踏まえながら、「自律型人材とはどのような人を指すのか」「ウィズコロナの制約下でどのように育成できるか」などについて解説いたします。
VUCA時代をけん引するリーダーとは「自らの軸をベースに答えのない問いに向き合い、行動していける人材(=自律型人材)」と定義できますが、そうした人材の育成はコロナ禍でさらに難易度が増しています。その背景には、移動制限やオンライン化に伴う内省・対話機会の減少が挙げられます。
一方でこうした人材の育成には、「異なる環境で自己と向き合い、他者との対話を通じて自らの軸を磨いていく経験」が不可欠です。このような「経験」は果たしてコロナ禍でもプロデュースすることができるのか。社会課題の現場と働く人をつなぐことで「次世代リーダー育成」に取り組んできた10年間の経験値を元に、その効果と具体的な方法をSOMPOホールディング株式会社の事例も共有していただきながら解説。自律型人材育成のヒントを探っていきます。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
「自律型人材」や「越境体験」などのキーワードが最近よく聞かれます。ただ、こうした言葉が何を指していて、なぜ注目されているのかが分からないという方も多いのではないでしょうか。「社会課題の現場への越境」という取り組みを実践してきた経験から、「求められるリーダー像の変化」を中心に私の時代認識をお話しします。
また、コロナ禍でもリーダー育成の文脈で先進的な活動をされているSOMPOホールディングス須藤氏とともに、いまどのようなリーダーを育成していくべきか、徹底的に議論します。
概念論から現場レベルの生々しい話まで、人材育成に携わる方にとって持ち帰りの多い内容になるかかと思います。ぜひ奮ってご参加下さい。
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