フジアルテ株式会社 執行役員 営業本部長
栗田 達彦氏
コロナ禍において、先を見通した対策を取ることは重要ですが、世界がどう変化するかは予測困難です。雇用形態も「今までの維持」は困難です。このような時代のリスクに立ち向かうための「雇用ポートフォリオ」における、正規・非正規・派遣のバランス最適解とはどのようなものでしょうか。ポイントは、柔軟かつスピード感のある自社に合った雇用ポートフォリオ構築です。その最適解を導き方をお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
おもに製造業の人事担当者の皆さまを対象に、製造現場における組織構成に関する課題感や危機意識をお持ちの方に向けた講演内容となっています。
コロナ禍において、特に海外から部品など を調達する製造業にとっては、生産減に伴う働き手の調整が非常に難しい時代となっています。こうした時代においては、固定的な資源をいかに調整し、変化に対応しやすい組織形態にするか――つまりリスクに対応しやすい組織につくりかえていくことが必要不可欠だと考えています。それは人材に関しても同じことが言えます。
そうしたリスクヘッジが可能な、流動的かつ生産性を高められる雇用形態とはどのようなものかを解説させていただき、柔軟な組織づくりについて、皆さまと一緒に追求していけたらと考えています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
少子高齢化が進む日本においては、働き手の確保が深刻な問題になっています。こと、製造業においては、女性やシニア、外国人材の活用など、これまで以上に柔軟な組織づくりが求められます。ダイバーシティな職場づくりを実現する一手として、私たちのような外部パートナーを使い、さまざまな挑戦に取り組む案もあると思うのです。
お客さまからよくお聞きするのは、製造現場のような”働き手の知識や経験”が重要な職場だと、派遣や請負などの外部パートナーを受け入れることがなかなか難しい、といった声です。しかし、私たちは製造業に特化した人材派遣・製造請負の企業で60年もの実績がありますし、企業と同じ視点・熱量で、ものづくりの知見を活かしたお手伝いができます。
さまざま なケースでの、私たちのような外部パートナーとの協業のメリット・デメリットをひもときながら、貴社なりの最適解を導き出すためのポイントをお話しできればと考えています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
業種やエリアによっては、非常に難しい局面に立っている企業 も多いと思います。しかし、ピンチはチャンスとも言います。現在が組織内を変革する絶好の機会とも言えるのではないでしょうか。
柔軟な組織をつくりあげることによって、グローバル規模の変化にも対応しきれる、レジリエンスの高い組織に変革するチャンスだと考えています。
ぜひ、課題感や変革の意思をお持ちの皆さまのお役に立てるような時間にできればと考えていますので、ご参加いただけますと幸いです。
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