クリエイトJ株式会社 代表取締役
堀田 孝治氏
入社3年目は「ひとり立ち」とみなされるキャリアの重要なターニングポイントです。しかしその後も「指示待ち」を続けたり、「こなし仕事」に終始したり、といった人が少なくありません。実はその要因はモチベーションやスキルではなく、ある「心得」にあります。本講演では、10年間で1万人を「真のひとり立ち」に導いてきた「7つの行動原則」研修を中心に、その「心得」をお伝えいたします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
(1)「言われたことはちゃんとやるけど、自分からは仕掛けない ……」「プレゼンはうまいけど、自分から人を巻き込まない……」「頭はいいけど、なぜか人を怒らせる……」「優秀なんだけど、なんか小粒なんだよな……」といったように、自社の若手・中堅社員の働き方や成長に課題を感じている
(2)その課題に対して行っている現在の研修や育成施策に、いまひとつ手ごたえを感じられていない
(3)現場のOJTに若手の育成を任せてきたが、その効果に疑問や限界を感じている
(4)「リモートワーク環境」できちんとOJTが行われているのか、危機感を覚えている
(5)「働き方改革」を進めようとしているが、システムや仕組みといった外的な変更や施策だけでは難しいと実感している
このような課題や問題意識を持たれている人事や教育のご担当者様に、いままでにない視点での、一つの解決の方向性をご提案できるのではないかと考えています。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
入社3年目社員は、「ひとり立ち」だと”自動的に”認定されがちです。しかしその後も相変わらず指示待ちだったり、異動したとたん壁にぶつかったり、高残業が常態化したりといったケースが多くみられます。なぜ入社時には優秀だった多くの若手がこのような“しなくていい努力”をするのか、彼らに役に立つ教育施策とは何なのか。この「問い」に対する答えとして開発されたのが「7つの行動原則」プログラムです。
「7つの行動原則」はお役に立てるのか……。当初は自分でも半信半疑でしたが、導入された企業の方から「指示待ちで小さくまとまりかけてた参加者が、研修後は現場で別人のようにイキイキと活躍している」といった、うれしい報告が続々と届くようになり、現在ではのべ1万2千人以上が受講する研修にまで育ちました。
講演では、「7つの行動原則」研修プログラムを中心に、12年間で1万2千人以上の若手と向き合ってきた中でつかんだ、若手社員の育成のツボとコツを共有できればと考えています。実は私自身が“しなくていい努力”をし続けた結果大きく挫折した経験を持ち、そこから回復するプロセスの中で自らがつかみとり、実践したのが「7つの行動原則」なのです。「外側から研究した理論」ではなく、失敗を経験をベースにした「現場発のリアルな実践家の持論」「世代や業種・職種を超えた原則」をお伝えできればと考えています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
人事部にいたころ、とても不思議だったのは、提案される研修の多くが「欧米の理論をルーツにしている」ことでした。そこで“もっとリアルに役立つ”“日本の現場発の”“骨太な”プログラムはないかと探し続けましたが、みつかりませんでした。そんなとき ある方の「ないなら、自分で創ればいい」という一言でハッと目が覚め、それがきっかけになり「7つの行動原則」を開発することになりました。私は日本の現場で実践されてきた高品質な「仕事のやりかた」に誇りを持っていますし、グローバル化が進んでいるからこそ「自分たちの強み」を伝承していくことがとても大切だと考えています。そんな思いに共感していただければ、とてもうれしいです!
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