株式会社アックスコンサルティング HRコンサルティング事業部 チーフコンサルタント
髙見 史弥氏
エンゲージメント向上施策としてES調査やパルスサーベイを実施する企業が増えてきましたが、それだけではエンゲージメントは上がりません。その後の分析や具体的な施策が重要なのですが、そこまでできていないという悩みをよくお聞きします。本講演では、測定後の分析の方法から、施策立案・実施までの流れとポイントを解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
社員のエンゲージメント向上に関心のある全ての方、社員の離職が課題となっている企業の方にとって、参考になると思います。
特に、エンゲージメントサーベイは取っている(もしくは取ろうとしている)が、その結果をうまく活かせず、具体的な施策に落とし込めていない企業の方にはぜひ、聞いていただきたいと思います。
エンゲージメントサーベイは広がっているので取り組まれている企業は増えていますが、サーベイを行って終わりという企業がまだまだ多いように感じます。
サーベイを行っただけでは、社員のエンゲージメントは向上しません。その結果を元にどのようなアクションを取るかが重要です。それができていないと、エンゲージメントは一向に向上せず、結果的に辞めてほしくなかった人材の離職につな がってしまいます。
本講演では、エンゲージメント向上に繋がるサーベイの取り方や、その後の施策のヒントになるようなお話をさせていただきます。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
今回の講演テーマは『エンゲージメント』です。
エンゲージメントという言葉自体は、経営者や人事関連の方を中心に注目されていると感じます。
今まで人事部(HR)の仕事というと、”採用”つまり人材の獲得が主な内容でした。しかし、労働人口が減少している現在では、それ以上に今いる人材のパフォーマンス向上や定着率の向上、新入社員の戦力化や定着といった”人材開発”にあたる業務が重要になってきています。アメリカでは人材開発部が人事部とは別でできており、いまHR領域で最も注目されている分野の一つになっています。
そこで重要になってくるのが、エンゲージメントです。エンゲージメントの高い社員は、会社や組織のビジョンに共感し、自ら意欲的に仕事に取り組みます。つまり、エンゲージメントの高い企業は生産性も高く、業績に良い影響を及ぼすと言われています。
社員のエンゲージメントは常に変化するので、定期的に調査(サーベイ)を取ることが大切ですが、その結果を元に具体的な施策に落とし込み、アクションをすることがより重要です。
しかし、現状ではサーベイは取っているが、その後のアクションに繋げられていない企業が多いように思います。
本講演では、サーベイ後にどのような施策を取れば良いのか、そもそも自社の課題解決に対して適切なサーベイの取り方は何なのか、すぐに取り入れやすい具体的な施策の事例などをお話しいたします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
『エンゲージメント』という言葉自体は、まだまだ歴史も浅いです。皆さまの中にも「正直、なんとなくサーベイを取り入れた」という方も多いかと思います。
本講演では、できるだけ分かりやすい内容で、ご視聴いただく皆さまのヒントになるようなお話しをさせていただくつもりです。
せっかく企業で取り組まれているエンゲージメントサーベイをより意味のあるものにしていくためにはどうしたら良いのか、さまざま な事例やできるだけ具体的な話を交えながら、講演させていただきます。
皆さまと一緒にエンゲージメントについてより深く考えていく、きっかけにできればと思います!
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