日本IBM株式会社 グローバルビジネスサービス事業 組織・人材変革 アソシエートパートナー
深見 貴子氏
従業員が企業の方針や戦略に共感し、誇りをもって、自発的に仕事に取り組んでいる状態を作るために脳科学が活用されています。本講演では、早稲田大学理工学術院の枝川教授とともに、人のモチベーションやモチベーションを継続させる脳のメカニズムを理解し組織・人材開発に活かしている事例を、これまでのIBMの豊富な経験や実績を基にご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
デジタル技術の進化と社会への浸透は、私たちの価値感の多様化と相まって、市場の不確実性を高め、企業では非連続的な変化に即応できるマネジメントの重要性が高まってきています。
時代に合わなくなった企業組織の働き方、人材育成のあり方などを変革する上で、組織の求心力を失うことなく、持続可能な組織変革を実現させるとなる事例をご紹介します
以下のような課題に関する実践的な解決策の示唆を含んでいます。
・多様性の促進
・リスキル人材開発
・デジタル人材開発
・本人希望優先の配置検討
・ジョブ型人材マネジメントへ移行する際の配置検討
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
成長性の高い分野への人材移動が加速しており、社員がそれぞれ成長の機会や、自分に合った新しい働き方を模索している中、会社は、これらの動向をどのように把握し、対策につなげることができるのか。また、魅力的な機会を提供することができるか。これらの問いに対して、IBMでは 年間以上かけて、3000 職以上、2000 以上のスキルをベンチマークし、体系化したグローバルタレントフレームワークを活用することで 、社員の希望を 具体的な成長の機会や働き方の選択肢として提示するアプローチを、事例を交えて ご説明することができます。これらは職場のマネジメントにとって、社員のエンゲージメント向上や組織の活性化を実現させるため の指針、サポートになります。
特に デジタルに関するスキル開発は、各社の喫緊の課題でもあると共に、社員の関心事でもあると思います。「個」の特性や希望に合わせた、成長の機会の提供事例も参考にして頂けると思っています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
社会や経済など、外部環境が変化し続ける今、問題を俯瞰して捉える機会を持つことが重要になってきています。制度や仕組みの改革を考える上で、「人材」「タレント」などについて、本質的な疑問を投げかけ、皆さま と共に考え、議論できる機会に感謝します。多くの方々のご参加をお待ちしております。
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