ピースマインド株式会社 代表取締役社長
荻原 英人氏
企業価値の新たな評価基準として、財務指標には現れない「人的資本」への投資が重要視され始めています。その一つとして、「従業員のウェルビーイング」がコロナ禍で注目されていますが、企業価値にどう関与するのでしょうか。最新の研究と、「人と組織、そして社会のしあわせを共に創るウェルネス経営」を行う丸井グループの事例を通じて、企業価値を高めるウェルビーイング向上施策を紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
コロナ禍により、VUCAの経済環境がますます加速しました。その中で、企業が長期持続可能な組織を創るには、社員のメンタルヘルスをはじめ、働く人と組織のウェルビーイングを維持・向上していくための継続的な施策が重要になると考えられます。
本講演では、特に下記のような課題をお持ちの「経営者、健康経営・ダイバーシティ推進等担当者、人事・総務」の皆さまへ、有用な情報の提供ができればと考えています。
・経営のKPIとして、社員の心身のコンディションや組織のウェルビーイングの指標を検討したい
・人的資本への投資と、その効果についての知見を得たい
・組織のウェルビーイングの状態をデータ化・数値化して、従業員の支援に活用していきたい
・社員のウェルビーイングを高めるための良い支援策が知りたい
・サスティナブルな組織をつくるためのヒントがほしい
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
私どもピースマインドは20年以上にわたり、企業で働く社員、人事・管理職の皆さまにEAP(従業員支援プログラム)のカウンセリングサービスや、ストレスチェック、職場改善コンサルティングを提供しており、コロナ禍においても個と組織の課題解決を日々ご支援しています。
今回の講演では、はじめに、持続可能な開発目標(SDG's)の達成に向けた国の豊かさの新しい評価軸として注目される国連「新国富指標」のプロジェクト代表:九州大学馬奈木教授より、非財務価値である人的資本への投資と企業価値の関係性についてお話しいただきます。人的資本である働く人のストレス改善が与える経済的インパクトなど、ウェルビーイング向上への投資が企業価値にどのような影響を与えるのか?最新の調査研究を踏まえて解説いたします。
加えて、「人と組織・社会のしあわせ」を掲げてWell-being経営を実践している株式会社丸井グループのウェルネス推進部課長小野川氏より、実際の取り組み事例をご紹介いただきます。「ウェルネス経営」を経営戦略の中枢に据え、どのように社員と組織のウェルビーイングを高める施策を実行されているのか、また今後のvisionについてうかがいます。
質疑応答の時間もありますので、この機会に聞いてみたい、ウェルネス推進やメンタルヘルス対策のお悩みなどのご質問も受けつけます。講演内で回答できなかった質問に関しては、後日回答集をご用意します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
ご視聴いただく皆さまには、社員のウェルビーイング向上施策検討の際のご参考として、当講演をご活用いただければと思います。
九州大学馬奈木教授による最新研究の解説や、丸井グループの先進的なウェルネス推進の取り組み事例を通して、組織のウェルビーイングを高めるための知見をご提供いたします。容易に先が見通せない不安定な時代だからこそ、人的資本である働く人のウェルビーイング向上への投資を通じた、サスティナブルな組織づくりのヒントをお伝えできればと思います。疑問などございましたら、講演内でぜひお気軽に質問ください。事前質問もお待ちしております。
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