株式会社ビヨンド 代表取締役社長
仁藤 和良氏
人材開発担当に限らず多くのみなさんは、ますます「新しい普通(ニューノーマル)」の世界の到来を実感しているのではないでしょうか。そして「新人研修」においても、「環境の変化」と「新人の変化」を踏まえ、あらたな試みをされている企業が増えています。奇をてらったことや面白いことではなく、今だからこそ原点に回帰した骨太な「新人研修」を一緒に考えてみませんか?
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
ひとことで言うと「あらためて新人研修を見直したい」という方向けの講演です。
2020年より世の中が大きく変わりました 。とりわけ新人研修のご担当者には、環境変化に大きく振り回される経験をした方も多いのではないでしょうか。
その中で、「新人のつながりをどう作ればいいのか」「どうも新人が元気をなくしている気がする」「従来通りの研修をオンラインでやってきているがこれでいいのか」など、気になることはありつつも、とりあえずすべきことを着実に行うことに意識を向けざるを得ませんよね。
1時間弱の講演ではありますが、目の前のことで忙しい人材開発担当者のみなさんが、一度立ち止まって「これからの新人研修をどうしていくべきか」を考えるきっかけになればと思います。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
実は、特に奇をてらったお話をするつもりはありません(笑)。
既に2015年くらいから、各所で「昔ながらの新人研修がどうも年々刺さらなくなってきている」という声をお聞きする ことが増えていました。それに伴い、弊社には「ロケットスタート」という新人研修のプログラムがあるのですが、超大企業からベンチャー企業まで、すごい勢いで引き合いが増えています。
これはなぜかというと、自画自賛になりますが、時代の変化の本質をとらえ、それに見合った研修を考え抜いてきたからだと思っています。
ここでは、新人研修というテーマの根底に起きていた変化をあらためて整理 し、そのうえで今後の新人研修のデザインはどうあるべきかを真面目に考えてみたいと思っています。
既にいろいろとお考えの方にとっては「あたりまえじゃないか」という話かもしれません。どこかで聞いた話も含まれるかもしれません。そういう方は「再確認の場」と位置付けて参加されるとよいでしょう。話を聞いたうえで「うちでは全部できている 」ということであれば、素晴らしいと思います。一方で目の前の業務が忙しくてあまり情報収集や考える時間が取れてこなかったという方には、新しい発見があるかもしれません。
新人にとって最初の入り口である「新人研修」を少しでもヘルシーにすることは、その会社の力を底上げする重要なことだと思っています。それを皆 さんと一緒に考えられたらうれしいですね。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
ウェブではありますが、チャットで皆さんの声がたくさんシェアされて、それを見た参加者の方がさらに気づきを得るような時間をつくりたいと思っています。
参加される皆さんには、お手元にお茶でも用意して、ご参加いただければうれしいですね。私も、ゆっくりした気持ちで楽しみながら、皆さんと対話する気持ちでお話しします 。
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