ユーキャン 研修講師/Gallup認定ストレングスコーチ/一般財団法人生涯学習開発財団 認定コーチ
立花 敏男氏
優れたマネージャーは、メンバーのモチベーションをあげ、成果に貢献できるようサポートしています。ポイントは「弱みの矯正」ではなく「強みの強化」。とはいえ、強みを活かすだけでは乗り越えられない壁もあるでしょう。本講演では、講師自らのキヤノンでの経験やコンサルティング事例を交えながら、次期マネージャーに必要な「メンバーの強みを活かした組織作り」の考え方を整理します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
・管理職とメンバーの信頼関係をいま一つ 築けていない。
・管理職がメンバー一人ひとりの強みを活かしきれておらず、チームパフォーマンスが最大化できていない。
・チーム内での相互理解が不足しており、業務がスムーズに進まない。
このような課題を抱える部署やチームを改善したいという研修ご担当者様は、ぜひご参加ください。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
TOKYO2020で活躍した選手たちは自分の持っている才能を最大限に活かして試合に臨み、楽しんで好成績を上げていました。田村亮子さんがシドニーで、北島康介さんが世界選手権やアテネで金メダルを獲得したころから、悲壮感が漂う試合ぶりではなく、自分の才能に自信を持ち、のびのびと試合に臨む姿が見られるようになりました。
私たちは小学校の時から不得意な科目の学習を強化して平均点を上げることにフォーカスしてきました。しかし、弱点の矯正をすることによる効果は、利き手と反対の手で書道の大会に入賞しようというもので、かけた努力やそれに伴う苦痛の割には大きな成果は期待できません。
一方、自分の強みを知ることは自己肯定感を持つことにつな がります。自分の強みを知り、それを活かして仕事をするのは一層貴方らしさを出すことなので、自分にとって楽しいものになります。
マネージャーの任務はチームを率いてパフォーマンスを向上させ、良い結果を出すこと。チームを率いて行くうえでも、メンバーが強みを活用し、自己肯定感をもとに自信をもってチームの目標達成に貢献することができれば大きな成果が得られます。マネージャーも自分の強みを認識し、それをマネージメントに活用すれば良い結果を出していくことができます。
この講演では、自分の強みの見つけ方と、講師が実際に試みた経験を例に挙げながら、マネージメントに強みを活かして成果を出していくことについてお話しします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
近年、管理職になりたくないと考える人が増えていますが、マネージメントの仕事は人とかかわり、部下と共に目標を達成しながら一緒に成長していくものです。それは自分の使命として全うするに値する魅力的な仕事です。これから管理職になっていく皆さまには、ぜひ この貴重な経験をしていただ きたく、その任務の遂行に役立つスキルをお伝えしていきます。どうぞご期待ください。
「日本の人事部」「HRカンファレンス」「HRアワード」は、すべて株式会社HRビジョンの登録商標です。
当社はプライバシーマーク取得事業者です。類似のサービスやイベントとの混同にご注意ください。