［主催］日本の人事部「ＨＲカンファレンス」運営委員会
［後援］厚生労働省
講演者インタビュー
新たな時代に求められる人材育成の在り方
株式会社HRインスティテュート 取締役シニアコンサルタント
国友 秀基氏
コロナウイルスという外圧によって、私たちを取り巻く働き方、組織のあり方、求められる能力・スキルなど、様々なところに大きな変化が生まれてきています。こうした変化の本質を整理し、今後の人材育成を考えるにあたってのポイントを整理しながら、個の力を引き出す人材育成プログラムをご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか？
昨今のコロナウイルスという外圧によって、かつて経験したことがないような勢いで私たちを取り巻く環境が大きく変化してきています。そして、これを機に、人材マネジメントや育成のあり方などに関しても、さまざまな変化が生じてきています。こうした変化の本質をあらためて整理し、今後の人材育成などのあり方を考えるきっかけを得たい。そんな方に聴講をお薦めします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
一言でいうと、今起きている変化は「価値の再定義」という言葉に集約されると思います。VUCAな世界が加速し、いままで以上に未来が見通しにくくなる時代になっていきます。そんな時代に求められるのは、過去の成功体験やしがらみにとらわれることなく、変化に柔軟に対応する、または、自らが変化の波の先頭に立ち変化を創るマインドやスキルです。つまり、価値の再定義できること、価値を創造できることがとても大切になってきます。
そして、それを実現するために必要なことは意志によってありたい姿を設定する力、周囲を巻き込む力、そして行動力です。自らが自分自身や周囲に対してリーダーシップを発揮できる「自分で考え、決めて、動ける」人材を増やすことが大切になってくるのです。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
いよいよ一人ひとりがセルフ・コンサルティングマインドを持つべき時代に突入です。いま私たちは、大きな時代の転換期にいます。世界を、日本を、企業を取り巻く景色が大きく移り変わる時代。そんな時代を生きることができる幸せに感謝し、この変化をエンジョイしていきたいですね。
そして、そうした変わるきっかけをつくるのは、実は私たち一人ひとりの個人でもあります。自分の力で考えて、決めて、動く。自分のため、人のため、人々のため。自らが自分自身の変革をリードする主体性溢れる人を増やし、世の中をいい方向に変えていく。そんな皆さまの歩みに私たちが寄り添えることができれば幸いです。
講演者プロフィール
- 国友 秀基氏（くにとも ひでき）
- 株式会社HRインスティテュート 取締役シニアコンサルタント
- 社会人から大学生まで、幅広い対象者に向けて「主体性を挽き出す」コンサルティングや人材育成を行っている。事業推進と人材育成を同時に実現する「ワークアウト・プログラム」や実践的に個のスキル強化を図る「ノウハウ・ドゥハウ・プログラム」の普及により「自分で考え決めて動ける」人材を増やすことがミッション。
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