株式会社アビタス 講師/公認内部監査人(CIA)/米国公認会計士(U.S.CPA)
伊藤 勝幸氏
過去3年間に不正が発生したと回答した企業の割合が「32%」という調査結果があります。実に3社に1社の割合で不正が発生しているのです。この結果からも分かるように、不正はいつどこで起きてもおかしくない、企業全体で事前に対策をしなければならない重要課題の1つです。本講演では、不正発生の仕組みを解説するとともに、会計不正の対策として有効な研修コンテンツをご紹介します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
会計不正を未然に防ぐ、あるいは早期に発見するための「策」をお探しの企業の方は、ぜひご参加ください。
近年、テクノロジーの進化・業務の複雑化・グローバル化などにより、企業価値を大きく損なう不正・不祥事が多発しています。企業で起きた大規模な不正が表面化し、企業価値を大きく毀損する例も後を絶ちません。もはや不正は「どこかの会社で起きているもの」ではなく、「自社でも起きる可能性が高いもの」として、正面から向き合うことが必要な時代になりました。
では、会計不正を未然に防ぐ、あるいは早期に発見するためにはどのような策があるのでしょうか? ルールを見直すことや、事業・取引のモニタリングを強化することはもちろん重要です。しかし、それでは根本原因の解決にはなりません。
本講演では、不正発生の仕組みを解説するとともに、根本原因の解決に有効な研修コンテンツをご紹介します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
不正対応の強化は「不正の仕組み」を知ることから始まります。コンプライアンス意識の高まりで、適正会計が求められています。金融庁や東証は、ガバナンスのさらなる向上に向けて指針整備を進めており、企業には確実に履行できる体制作りが求められています。
当社では、企業がこの体制を作りるためには、「不正リスクの知識を身に付けること」がとても重要だと考えています。例えば経営層・管理職の方が、内部統制の整備段階から不正リスクの観点を持って各業務プロセスを検討すれば、不正リスクが高い業務に的確に対応することが可能になるからです。
また、昨今のコロナ禍においても、不正リスクの知識を身に付けていれば、新たなリスクを的確に洗い出し、先手を取って対応を進める一助になるのではないでしょうか。
不正対応は、不正や予期せぬ事態が起きる前に企業全体で事前に強化をしなければならない重要課題の一つです。課題解決・組織強化の一環として研修を実施する企業も増えており、当社にも多くのご依頼をいただいています。
私が講師をする際に大事にしていることは、会場の一体感です。問いかけや余談を入れながら進めることで、私も参加者も楽しいと思える研修を心がけています。それはオンライン研修でも変わりません。
「会計不正の研修は難しく退屈なのでは……」と思ってらっしゃる方に、ぜひご参加いただければと思っています。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当社では「会計」「監査(不正対応)」に特化した研修をご提供しています。今日から業務ですぐに使える知識を身につけてもらうために、柔軟に教材や講義方法を変えて研修を実施しています。
研修開始時はあまり興味がなさそうにしていた方が、研修終盤には目の色を変えて講義に聞き入ってくれる。そういう光景を幾度となく見てきました。講師としてとてもうれしい瞬間です。
参加者いただいた方にとって、課題解決につながるような有益な情報をご提供するのはもちろん、当社の研修クオリティもご体験いただければと思っております。
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