株式会社ヒューマンブレークスルー 代表取締役/ESコンサルタントグループ 代表
志田 貴史氏
コロナ後も厳しさを増す人手不足に対して、従業員エンゲージメントの維持・向上がますます必要不可欠になってきます。一方で従業員エンゲージメントの取組みは活発化しているものの、いくつかの落とし穴に落ちてしまい、事務局が迷走してしまっているケースが多々あります。どうすれば効果的に従業員エンゲージメントを向上させることができるのか、落とし穴に落ちないステップや施策を解説します。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
コロナ禍で、ビジネスパーソンは二つの不安を抱えるようになりました。一つは新型コロナウイルスに感染しないかという、コロナ感染不安。もう一つは、これから先も今の会社でキャリアを積むことが、果たして本当に良いのだろうかというキャリア不安。後者の背景にあるのは、コロナ禍で感染対策以外にも将来のことなどを、さまざまに考える機会や時間が増えたことです。
一方で「人手不足」という経営環境は、コロナに関係なく、これからも厳しさを増していきます。コロナがきっかけに生まれた従業員のキャリア不安と合わせて考えても、これまで以上にES・従業員エンゲージメントを維持・向上させ、自社に愛着を持たせ、貢献心の高い組織開発を行っていく必要があります。
では、どうやってESや従業員エンゲージメントを高めていけば良いのでしょうか。具体的なステップや施策など、13年間ES・エンゲージメントのコンサルティングに従業してきた事例をもとに解説します。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
コロナ後も厳しさを増す人手不足に対して、従業員エンゲージメントの維持・向上がますます必要不可欠になってきます。従業員エンゲージメントへの取組みは活発化しているものの、サーベイ段階などいくつかのステップでさまざまな落とし穴に落ち、その後の施策立案で途方に暮れている、経営層または従業員へのフィードバックもどうしていいか分からない、という相談を多くの企業から受けています。
従業員エンゲージメント向上のためには、具体的なステップがありますが、ステップごとに落とし穴もあります。そこで従業員エンゲージメント向上へと着実に進んでいくために必要な進め方やその際に気をつけるべきポイント、また実際にどのような施策が有効なのかなど、当社のES・エンゲージトコンサルティングで検証されたノウハウを、企業事例をもとに解説します。
ポイントは三つあります。一つ目は、ES・エンゲージトのサーベイにある落とし穴とその落とし穴に落ちないためにはどうすればいいのか、事例をもとに解説します。二つ目は、サーベイ後のフィードバックです。サーベイ直後のフィードバックはもちろんのこと、その後も断続的に実施していく効果的な手法を解説します。そして最後の三つ目は施策です。当社のコンサルティング事例でES・エンゲージメントの向上に成功し、離職率1%という定着率をキープしている会社など、事例をもとに具体的な打ち手を解説します。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
当社は創業から13年間、従業員が自社に愛着と貢献する心を持ち、組織への信頼残高を高めていく、ES(従業員満足)・従業員エンゲージメントのコンサルティングに専門特化して展開してきました。
当社がES・エンゲージメントコンサルティングを実施した企業には、ES・エンゲージメント指数を向上させて離職率1%という高い人材定着を実現し、経常利益率が10%台という高利益体質の会社があります。
一方でES・エンゲージメントを向上させるためには、踏むべき具体的なステップと落ちてはいけない落とし穴があります。ES・エンゲージメントの失敗事例と成功事例の両面から、向上のための具体的なヒントを持ち帰り、お役立てください。
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