株式会社 アドバンテッジ リスク マネジメント 代表取締役社長
鳥越 慎二氏
リモート環境下では、自律的に仕事を進めていく能力が従業員に求められています。自身のストレスへの対処力やコミュニケーション能力が低いとエンゲージメントや生産性の低下が懸念されます。本講演では、働く環境が激変する中で自律的な従業員を育て、エンゲージメントや生産性を高めていくために企業として必要な対策を「メンタリティマネジメント」の観点からお伝えします。
―― 今回の貴社講演はどのような課題をお持ちの方向けの内容でしょうか?
新型コロナウイルスの影響により、急速なリモートワーク化や対面コミュニケーション機会の減少など、働き方はこれまでにないほど大きく変化しました。それに伴って、多くの課題が組織と従業員に突き付けられています。
こうした状況が長期化すると、日常的・継続的な不安やストレスが高まり、従業員の心身の不調や生産性の低下、ひいては組織の弱体化、人材流出などの大きな問題を引き起こしかねません。
本講演では、働き方の変化による従業員のストレス増加やエンゲージメントの低下が心配される中、組織力や生産性の維持・向上にむけて今後どのような対策を行うべきなのかをお話しいたします。
―― 今回の講演の聞きどころ・注目すべきポイントをお聞かせください。
急速なリモートワーク化が企業と従業員にもたらした働き方の変化として、以下の四つが挙げられます。
(1)日常的・継続的な不安やストレスの増加
(2)組織や従業員の実態が把握困難
(3)周囲からのサポート減少、一人で仕事をする機会の増加
(4)対面コミュニケーション機会の減少
本講演では、こうした変化がもたらす従業員・組織への影響について、ストレス/エンゲージメントと生産性の関係を当社データとともに解説します。
また、リモートワーク環境下で生産性を高めるために必要な人材要件としての「自身でストレスに対処し、自律的に仕事を進められる能力(メンタルタフネス)」や、「相手の感情を理解する能力(EQ)」についても、メンタリティマネジメントの観点からお伝えします。
―― 講演に向けての抱負や、参加される皆さまへのメッセージをお願いします。
ウィズコロナ時代においては、職場の環境整備に加えて、「ストレスへの対処力を身に付けて自律的に仕事を進める能力」「相手の感情を理解し、円滑にコミュニケーションを進める能力」の向上を目指した人材育成に力を入れることも重要です。この二つにしっかりと取り組むことで、組織力が維持されて生産性向上につながっていくと考えられます。
本講演でお伝えする当社のメンタリティマネジメントの考え方を、今後の貴社における組織力・生産性の維持・向上にむけた人材育成にお役立ていただければ幸いです。
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